Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

こんなテレビを見た〜『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

※この記事は、2009年7月4日に書いたものです。


毎週金曜日の21時、我が家では・・・と言うよりも、同居している私の母親は、
フジテレビの『金曜プレステージ』で放送される、2時間ドラマを見るのが常なのですが、
この日は丁度、ドラマの代わりに、何かのバラエティ番組が放送されるということで、
日本テレビの『金曜ロードショー』で放送された、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を見ました。


ちなみに私は、以前にテレビアニメの再放送を少しだけ見たことがあるだけで、
このエヴァンゲリオンという作品を、あまりまともに見たことが無い*1ので、
ある意味しっかりと作品を見たのは、今回が初めてでした。


作品を見終えての感想ですが、見応えがあったのは間違いないのですが、
私のような“エヴァ初心者”には、ストーリー展開が何となく駆け足だったように感じて、
少し話が見えづらくて、心の中に何だかモヤモヤしたものが残ってしまいました。


ウィキペディアによると、この『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』という作品は、
テレビアニメの第1話〜第6話のストーリーを踏襲しているそうなのですが、
舞台設定や登場人物、次から次に出てくる訳の分からない単語についての説明も無く、
(※冒頭の1〜2分のシーンを見ていないので、そこで説明がなされたのかもしれませんが・・・。)
時折挿入される、短い夢のシーンも、私には訳が分からないんですよね。
「テレビだから、ある程度場面がカットされているのかな?」とも考えたのですが、
こちらのサイトによると、エンドロールを流すタイミングと、最後の“予告編”の絵が違うだけで、
本編はノーカットのようなので、今回見たのが、この作品の“全て”みたいなんですよね。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズは、全4部作予定で制作されるそうなので、
現在公開されている『破』と、残り2部作を見れば、
恐らく、私の心の中に出来たモヤモヤも解消されるのだろう、と思いますし、
一度はテレビや映画で、ある程度のストーリーが公開された作品なので、
ぶっちゃけて言うと、ちょっとネットで調べれば、舞台設定や登場人物について、
そして、先程「訳が分からない」と書いた単語についても、分かってしまうのは確かです。


でも、映画の続編を見たり、ネットで調べないと謎が解けないというのは、
作品に興味を持ち続けて貰う、という狙いがあるのであれば、まさに狙い通りなのでしょうが、
それは同時に、観客/視聴者にとっては、あまりにも不親切なのではないでしょうか?
少し意地悪な言い方をすれば、昔からのファンの人達向けに楽しんで貰う為の映画、
もっと言えば、「一見さんお断り」の、単なる「マニア向けの映画」なのかな・・・と。


しかし、よく考えてみると、『ナルニア国物語』や、かつての『ロード・オブ・ザ・リング』、
そして『ハリー・ポッター』など、“ヱヴァ”と同様に何部作にもなっている映画はありますし、
何よりも、先程厳しい事を書いた私自身が、心のモヤモヤを何とかして取り払いたいという思いに、
もの凄く・・・という訳ではないのですが、少しばかり駆られています。


もしかして私も、“ヱヴァ”にハマってしまったのかもしれませんね(笑)

*1:要は、テレビ東京でのアニメ放映から、しばらく続いた“ブーム”の外にいた、ということです。