Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

2つのフットボールの差・・・

今日の夕方にテレビを付けたら、全国高校サッカーの決勝戦を放送していて、
見始めて少しした後に、鹿児島実業高校が同点に追いつくゴールを決めたので、
「これは面白そうだ」と、思わず勝敗が決するまで中継を見てしまいました。


結果は、延長後半にゴールを決めた、滋賀県野洲高校の初優勝。
(↑滋賀県勢の優勝自体が、今回が初めてとのことです。)
サッカーにはあまり詳しくない、そして、あまり興味がない私でも、
思わずテレビに釘付けになってしまうほど、見応えのある試合でした。


そんな、高校サッカーの見応えある試合のテレビ中継を見終わった後で、
ふと、2日前の土曜日に決勝が行われた、高校ラグビーの事を考えてしまいました。
同じ“フットボール”と名が付く球技なのに、
どうしてこれ程までに、注目度や盛り上がりに差が付いてしまったのだろうと・・・。
私がかつて通っていた高校が、たまたまラグビーが県内では強い学校だったこともあって、
ラグビーに対する思い入れが、サッカーよりも強い分、
ついつい、このようなことを考えてしまうのですが・・・。

高校ラグビー高校サッカーのテレビ放送明暗・・・

何年か前までは、高校ラグビー高校サッカーと同様に、
試合開催日のTBSの深夜の時間帯(『NEWS23』の後)にダイジェスト番組を放送していて、
試合のダイジェストを見ることや、
ダイジェストが無くても、最低限の試合結果を知ることが出来ていました。
また、準々決勝以降は、試合の中継が日中に放送されていました。


しかし、2〜3年前に、高校ラグビー中継やダイジェスト番組のスポンサーであった、
住友グループ*1がスポンサーを降りてから、
少なくともTBSでは、深夜のダイジェスト番組が放送されなくなりました。
そして、試合の中継も、今年TBSで放送されたのは決勝戦のみとなってしまったのです。


今年の高校サッカー中継を見ていると、今日のような試合の生中継はもちろんの事、
深夜にダイジェスト番組がしっかりと放送されていて、
堀北真希さんを“応援マネージャー”に据えて、注目を集める努力をするなど、
日本テレビが本当に頑張って、大会を盛り上げようとしていたんですよね。
そして何よりも、民放にとっての“命綱”である、スポンサーが数多く付いている。
住友グループという“命綱”が切れてしまったラグビーとの、決定的な違いですね。

◎“スポーツの将来”を切り捨てかねないTBSの“罪”

今年、TBSで見ることが出来た高校ラグビーのテレビ放送は、
神戸製鋼グループが筆頭スポンサーに付いて、『KOBELCOスポーツスペシャル』と銘打たれた、
1月7日の決勝戦と、その前日深夜のダイジェスト番組のみでした。
もしも、神戸製鋼グループが筆頭スポンサーに名乗りを上げていなければ、
私のようにアナログの地上波放送と衛星放送しか見ることが出来ない人間は、
高校ラグビーの試合や関連番組を、一切見ることが出来なかったのかもしれません。


民放の放送局にとって、スポンサーが“命綱”だということは分かるのですが、
一体なぜこれまで、その“命綱”が切れるようにしない努力をして来なかったのか、
そして、“命綱”が切れた途端に、そう易々とスポーツ中継を切り捨ててしまうのか。
晦日に“その場限り”の格闘技中継に力を入れて、
まだ“金づる”になるベイスターズを他社の介入から死守する一方で、
1つのスポーツの“将来”に関わりかねない中継をあっさりと切り捨てて、
量産可能なバラエティ番組を垂れ流す、TBSの“罪”は極めて重いと、私は思います。

*1:あえて実名を挙げておきます。