マスコミって何ですか?
普段、平日はまともに更新をしていないのに、
今日は珍しく、平日の朝から更新しています。
どうしても、これだけは書いておかないと、心が落ち着かないので・・・。
そして、予めお詫びを申し上げておきます。
これ以降の文章をお読みになって、不快に思われたら、申し訳ありません。
それだけ、少し重いことを書かせていただきますので・・・。
※「続きを読む」で隠させて頂きます。
今朝、といっても、まだ1時間程度前なのですが、
出掛ける前に、たまたま、みのもんたの番組を見ていたら、
先日、昨年4月のJR福知山線の事故で亡くなられた男性の後を追って、
自ら命を絶った女性が、家族に宛てた手紙が紹介されていて、
(先日“遺書”として各種報道で取り上げられていたのとは、別の手紙です。)
それを、みのが読んで涙ぐんでいたのですよ。
JR西日本が、その女性に対してどのような対応を取ってきたのか、
そして、その女性が一体何を思って、自ら命を絶つ決断を下したのか・・・。
その女性が“抗議の自殺”を遂げた今となっては、
彼女が“遺書”に残した「JRと戦って下さい」という言葉や、
みのの番組で取り上げられていた手紙に残されていた、
「これで“お金目的”と言われずに済む」という言葉でしか、
私には推し量る事が出来ないのですが・・・。
みのの番組『朝ズバッ!』で、この報道を見ていて感じたのは、
その女性に対するJR西日本の対応への疑問と同時に、
いや、それ以上に、『朝ズバッ!』というよりも、
マスコミ自体の報道姿勢への疑問、そして怒りでした。
みのさん、あなたは福知山線の事故の後、一度でも尼崎の現場を訪れたのですか?
そして、一度でも、遺族の方から直接話を伺ったり、JRの人から話を聞いたりしたのですか?
(番組に出演していた、3人の“コメンテーター”も同様。)
そういった事をせずに、女性の“遺書”を読むだけで、
視聴者に悲しみや怒りを訴えかける、その資格があなたにはあるのですか?
毎日毎日、赤坂から汐留に“ハシゴ”をしている時間を、
少しでも、情報番組の司会者としての“骨格作り”に充てようとは思わなかったのですか?
そして、『朝ズバッ!』の製作スタッフ、
さらには“マスコミ”の看板を掲げて取材・報道をしている面々よ、
今から1年半前の事故の時、あなた方は、
本来同じJR西日本の社員として改善に取り組むべき、
JRの労働組合の連中と徒党を組んで、
JR西日本をただ単に叩き、重箱の隅をつつく事に終始していたが、
(少なくとも私には、そのように見えた。)
一体いつになったら、その“偏向報道”体質から抜け出せるんだ?
どこかの国の大統領の如く、“悪の枢軸”を予め設定しておいて、
そこを叩くことに終始する・・・そんな子供じみた事は、もう止めにしませんか?
極論かもしれないけれども、あなた方がもう少し“事の本質”に迫っていれば、
今回、新たな“事故の犠牲者”を生み出さずに済んだかもしれないじゃないか・・・。
それなのに、新たに犠牲者が出てから、改めて攻撃を再開するなんて・・・
・・・そんなの、あんまりですよ・・・。