JR福知山線事故 少し気になる現役乗務員インタビュー

JR史上最悪の鉄道事故から、早いもので一週間が過ぎました。
改めて、今回の事故で犠牲となられた107名の方々のご冥福をお祈りいたします。

テレビや新聞では、連日この事故についての報道がなされているわけですが、
テレビを見ていると、『JR西日本の現役乗務員』という方、
しかもある特定の方が、インタビューに答えている映像を、よく目にするのですが、
これは「鉄道の信頼と安全を取り戻したい乗務員の証言」ということで良いんですよね？
先程、某局の情報番組を見ていたら、この現役乗務員の方が、
今回の事故についての新聞記事コピーや、
労働組合の物と思われる旗やビラが貼られた部屋の壁をバックにインタビューに答えていたのが、
私には少々気になったので・・・。

私は関東在住なので、JR西日本を利用する機会はあまり無いのですが、
今回の事故の原因究明を進めようという意志に基づいての行動であれば、
安全を取り戻すためにJR西日本の体質を変えようとする行動であれば、
会社の体質批判も、内部告発も、勇気ある証言も大切な事だと思います。
でも、まさかそんな事はないとは思いますが、
鉄道の信頼と安全を取り戻す以外の、別の意図をも含めての行動だとしたら、話は別です。
まずは、一刻も早い原因究明と、
あまりにも多くの犠牲を払いすぎた、今回の事故の数多い教訓を生かし、
乗客がこれまでのように、安心して鉄道を利用できるようにする取り組みを、
JR西日本の全社員の方に早急に行っていただく事を、切に願います。

ここ数日のテレビ報道を見ていると、原因究明という視点に格好を付けて、
何か、JR西日本という会社の単なるバッシングに向かっていきそうで、
そして、その動きに合わせるかのように、何か別の意図が見え隠れしてきて、
そんな嫌な気配が感じ取れるので、柄にもなく、思い切って書いてみました。