Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

誇り

何かを見聞きする度に、いつもこのような説教じみた記事に結びつけてしまい、
本当に申し訳ないのですが・・・。


先程更新したこの日記の中でも触れたのですが、
昨日行われた、中澤裕子さんの『Songs&Monologues』の中での、この一コマ。

  • そして、名古屋での舞台の話に関連して、話の背景が良く分からないのですが、「共演させて頂いている方にも「マナーが良いファンの方ばかりなんですよ」とお話をしているので・・・」という事を言ってくれたんですね。裕ちゃん推しの方は、いわば“アーティストが誇れるファン”ということなのでしょうね。


実際に舞台を観に行っておらず、普段、裕ちゃん界隈の情報にもあまり触れていないので、
話の背景が良く分からないのですが、裕ちゃんが断片的に話してくれた内容から推測すると、
8月に名古屋で行われていた舞台『佐賀のがばいばあちゃん』の千秋楽で、
裕ちゃん推しの方々が、客席でスタンディングオベーションか何かをされたんでしょうか?
その光景を見て、共演者の方々も思わず感動した、という出来事があり、
(※もし違う場合には、「違うぞ、コラ!」とご指摘頂ければと思います。)
その後、舞台裏で、「マナーが良いファンの方ばかりなんですよ」という話になったのだと思います。


裕ちゃんだけ、ハロプロだけに限らず、“アーティストが誇りに思えるファン”って、良いですよね。
そして、そんな事を本人から言って貰える、裕ちゃん推しの方々が羨ましいです。


ハロー系のファンの方々、或いはファンを自称する人達というのは、
舞台と客席の一体感を醸し出す、舞台上の演者に惜しみない賛辞を送る、
熱く応援して会場内の雰囲気を大いに盛り上げるという面では、本当に素晴らしいと思います。
(ユニットや歌い手別に、カラーの違いや“熱量”の大小はありますが。)


しかし、私もしつこい性格なので、大事だと思う事は何千回でも何万回でも繰り返し書きますが、
素晴らしい面がある一方で、客席内で人の迷惑を顧みない行為に出る人達や、
気に食わない場面や、気に入らないメンバーが出てきたら、容赦なくブーイングを浴びせる人達、
そしてその行為に対して、非難するどころか「仕方がない」と、行為を正当化する人達、
ネット上で心ない言葉をメンバーや関係者に浴びせかける人達・・・など、
素晴らしいとは程遠い人達が多いのも、悲しい事に、また事実だと思うのです。


私は、何か問題があれば、それを指摘してあげるのもファンの役目だと思っていますので、
相手に意見をする事自体は、決して悪い事ではないと思うのです。
(何でも容認をしてしまうと、単なる“甘やかし”にしかなりませんからね・・・。)
ただ、「相手に正面から意見が言えるファン」であるために、
まずは、ファン側の襟を正して、正々堂々と意見が言えるようにする必要があると考えています。
こういう事を書くと「事務所を擁護するのか!」などという、言葉の表面的な部分しか捉えない、
極めて感情的な“極論”、飛躍した意見をぶつけられる方が出てくるのですが・・・。


考えて頂きたいのは、例えば、相手から何か文句や意見を言われたとして、
自分がその言葉を受け入れられる相手とは、一体どのような相手かという事。
もし、普段から大した事もせず、褒められるような事も殆どしていないのに、
投げかけてくる文句や意見だけは一人前、という相手であれば、
あなたはその相手の意見を、素直に受け取ることが出来るでしょうか?


まあ、「商品 対 客」という金銭を介した関係性を重要視して、
半ば「俺たちがお前達を食わしてやっているんだ」程度の意識で、
“ファンもどき”の活動をしている人達には、そんな事は関係ないのかもしれませんが、
せめて、金銭を介した関係性を越えて、ファン活動をされている方々・・・
・・・言うなれば、金の亡者ではなく、人間の心を持たれている方々には、
「相手に自分達の意見を受け入れて貰うには、一体どうすればいいのか?」
という事を、今一度考えて頂きたいと思います。


そして、「自分は真面目にやっている。悪いのは他人。」というのも、もう止めませんか?
いわゆる「最近の若者は・・・」という理屈と同じで、素晴らしいファンであろうとなかろうと、
端から見れば「ハロプロのファン」と同一視されるのです。
私は“一匹狼”同然でファン活動をしていますので、仲間意識というのが良く分からないのですが、
もし、いわゆる“ヲタもだち”の方の中に、迷惑行為をしている人がいたら、
それとなく注意してあげるだけでも、少しでも空気は変わってくるはずですから。


会場内の雰囲気を盛り上げるだけがファンの役目ではありません。
会場の内外で、応援する相手を支えるのが、ファンの役目であるはずです。
いつの日か、ハロプロのユニット&歌い手のファン全員が、
メンバー達の誇りとなるファンになりたいですよね。