Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

お粗末な記憶力

1つ前の記事で、nikkansports.comの記事を取り上げたときに、
「おやっ?」と思う記述を発見しました。


まずは、今日(2007年5月13日付)の記事に、こんな記述がありました。

確かに、辻が降板した舞台「何日君再来」の代役を14日から務めるのは吉沢だった。この舞台のため、24、25日に予定していた吉沢のモー娘卒業ディナーショーは延期になり、不満を漏らしているとも伝えられた。


そして、その僅か4日前、2007年5月9日付けの同紙の記事に、このような記事が載っていたのです。

辻は先月26日、急性胃腸炎のため舞台「何日君再来」(今月4日初日)を降板すると発表した。当初は「10日間の安静が必要」と診断されたが、5月の再検査で妊娠の兆候が認められた。同舞台は13日まで石川梨華(22)が演じ、14日からモー娘を卒業した吉沢ひとみ(22)が代役を務める。吉沢は今月24、25日にディナーショーを予定していたが、延期を余儀なくされた。結果的に自分のファンが後回しにされたことになり、不満を募らせているという。


・・・日刊スポーツって、案の定、結構いい加減に記事を書いているんですね。
4日前に自分達で「不満を募らせているという」と書いておきながら、
今日になったら「不満を漏らしているとも伝えられた」と、
まるで他のメディアが伝えたかのような表現を、平気で使っているのですから。
これはもう、呆れて物が言えませんね。
物事を正確に把握できない人間や組織に、他人や他の組織を批判する資格はありません。


もし同じ記者が書いた物とするならば、あまりに記憶力が無さ過ぎ。
まだ一週間以内で、自分達が世に送り出した記事の内容を誰も把握していないとするならば、
社内やセクション内のチェック体勢があまりに“ずさん”でお粗末。
いずれにしても、この一週間の間で、日刊スポーツというメディアが、
どのような姿勢で報道に携わっているのか、私には良く分かりました。


1つ前の記事で取り上げた“メディアリテラシー”は、
情報の受け手がその情報を判断する能力を付けることらしいですが、
それは決して、情報発信元が、情報を恣意的に操作することを許すための物ではありません。
マスコミ関係者の皆様、その点だけはお忘れ無く。