Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

小笠原道大選手のジャイアンツ移籍に思う

止まない動揺を抑えるべく、書くタイミングを逸して、鮮度が落ちてしまった話題、
しかも、この日記では滅多に書かなくなってしまった野球ネタについて、書かせていただこうと思います。


今年、44年ぶりの日本一を果たした、北海道日本ハムファイターズ
そのファイターズの中心選手であり、FA権を行使していた小笠原道大選手が、
来季から4年契約でジャイアンツへ移籍することが決定しました。
  ◎SANSPO.COMより
    http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200611/bt2006112301.html


私は決してファイターズファンではありませんが、
いわゆる“アンチ巨人”に近いスタンスでプロ野球を見ていますので、*1
今回の小笠原選手の決断には少々ガッカリした、というのが、私の正直な感想です。
さらに言えば、“巨人に行く”事よりも“北海道を出て行く”事に、落胆してしまいました。
もっとも、小笠原選手は北海道に単身赴任していたとのことなので、
家庭の事情も含めて考えると、致し方ないのかなぁ、という気もしますが・・・。


MSN毎日インタラクティブの記事 によると、
地元:札幌のファンからは「選手を大事にしない巨人では可哀そう」という、
落胆・悲しみ・怒りを通り越して、小笠原選手の将来を悲嘆する声が出てきたそうです。
当時“巨人中心”でプロ野球の世界が回っていたのを良いことに、
自分たちの意向でFA制度を取り入れて以降、
他球団から“主砲”や“エース”と呼ばれる選手達を掻き集めて、
文字通り“使い捨て”にしてきた歴史を、我々ファンも見てきていますので、
このような、小笠原選手の将来を悲嘆する声が出てくるのも、無理がないでしょう。


ただ、冷静に考えてみると、今回小笠原選手が取得&行使したFA権というのは、
彼が何年も掛けて努力や結果を積み重ねてきた、いわば“勲章”のようなものであり、
もっと言えば、現行の制度の下では、頑張った選手に与えられる“当然の権利”です。
当の小笠原選手も、これまでFA権を行使して巨人に入団した、
“主砲”や“エース”と呼ばれる選手達が、その後どのような運命を辿ってきたか、
決して短くはない、そして、古くもない歴史の出来事くらいは知っていることでしょう。
その上で小笠原選手は、ジャイアンツのユニホームに袖を通す決意をしたのでしょうから・・・。


今日のSANSPO.COMの記事nikkansports.comの記事 によると、
オリックスからトレードで巨人入りすることになった谷佳知選手に対して、
清原和博選手が「巨人は天国でもあり地獄でもある」とアドバイスを送ったそうです。
ジャイアンツの洗礼を痛いほど浴びてきた“先人”の言葉だけに、重みがありますね。
そんな、天国と地獄が同居する環境へ、最低4年間は飛び込む決意をした小笠原選手、
彼の選択が果たして正しかったのか否か、契約満了となる2010年のオフに、その結果が分かります・・・。

*1:以前ほどの強い憎しみは無くなりましたが。