Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

終幕、そして未来へ・・・〜『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』とは何だったのか?〜

リボンの騎士 ザ・ミュージカル』の終幕から、今日で丁度一週間が経ちました。
私もあれから、ミュージカルの余韻に浸った状態で今日まで来てしまいましたが、
いつまでも余韻に浸り続けている訳にも行きませんので、
ミュージカル関係の日記は、この見出しの日記でひとまず終止符を打ちたいと思います。


さて、ミュージカル終演から一週間が経ち、他のブログやサイトで、
“熱狂”状態から落ち着いた状態で書かれた感想をいくつか目にしたのですが、
その私が目にした感想というのが、運悪く?いずれも少々ネガティブな内容だったんですよね・・・。


それぞれの筆者の方が、どのような視点を持ってミュージカルをご覧になったのか、
そして、モーニング娘。ハロプロに何を求めているのか・・・などなど、
立場や視点の違いによって、感じ方や考え方は異なってくるのは、
私が改めて書くまでもないくらいに、至極当然の事なのだと思います。
ですので、冷静になって考えてみれば「確かにそうなのかも・・・」と納得できる部分がある一方で、
「どうしてそういう風に考えられるのかな・・・」と不満や疑問に感じる部分もあったりして・・・。


そんな中で、私の考えに比較的近いことを書かれているブログを2つ見つけました。
1つは、『愛に魅せられて 〜高橋愛とともに〜』さん
もう1つは、『究極の大凡人』さん です。
いずれも、他の方のブログやサイトに書かれた意見・感想を受けた上で、
今回のミュージカルについて冷静に感想を書かれているのですが、
決してネガティブな内容にはなっていないので、トラックバックさせて頂きました。


今回のミュージカルとは一体何だったのか?ということについて、お二方とも同じような考えを書かれています。

つまり今回のミュージカルは、ハロプロがあくまで「宝塚歌劇のように」ミュージカルを演じただけだったということです。


(中略)


ですから、こと「モーニング娘。」「ハロプロ」としてスポットを当てたときに、そこに一抹の「寂しさ」をこのミュージカルから感じるというのは当然であり、それがそのモヤモヤ感の正体ではないでしょうか。

「素晴らしいスタッフが揃えば、これくらいのことが出来ることは分かってる。だが、そこからさらに娘。として、ハローとしての輝きを放てなければ…」 と、…



                       『愛に魅せられて 〜高橋愛とともに〜』さんより

 今回の「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」は、モーニング娘。美勇伝をメインキャストとした舞台ではありましたが、これまで彼女たちがやって来た、モーニング娘。のミュージカルというカタチではなしに、「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」という舞台に、彼女たちが呼ばれた、キャスティングされたんだと解釈しております。


 つまり、モーニング娘。ハロプロという素材に当てはめて、舞台を創り上げていく・・・のではなしに、あくまでも「リボンの騎士」という作品を、宝塚流に表現する術として、娘。たちが呼ばれたんだと。これは「モーニング娘。のミュージカル」ではなく、「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」という舞台なのですから。


                       『究極の大凡人』さんより

確かに今回の『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』というのは、
演出の木村信司さんによる事前の“オーディション”は行われたものの、
モーニング娘。や特別出演陣のキャラクターから役柄を作るのではなく、
元々『リボンの騎士』という原作があり、その中のそれぞれの役に出演者を当てはめていき、
宝塚歌劇風の味付け(演出)が施されたもの、と考えるのが適切なのかもしれません。
(中には“タレントスカウト”のように、原作にはない役柄の追加もあったようですが。)
そういう意味では、今回のミュージカルは、“モーニング娘。のミュージカル”ではなく、
あくまでも『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』という舞台に、
モーニング娘。美勇伝ハロプロの特別出演陣が出ていただけ、ということになるのだと思います。


しかし、今回の『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』という舞台は、
恐らく、今のモーニング娘。美勇伝、そして特別出演陣でなければ、
作ることが出来なかった舞台であると、私は思っています。
仮に2年前のモーニング娘。が、環境をテーマにした“ミュージカル”と称したドタバタコメディではなく、
リボンの騎士 ザ・ミュージカル』を上演していたとしたら、
果たして今回のように質の高い作品に仕上がっていたのでしょうか・・・?
・・・その問いに対して、私は明快に「その通り!」と答えることはできません。
仮定があまりに極端すぎるかもしれませんが、
今のモーニング娘。美勇伝、そして特別出演陣でなければ出来なかったミュージカル、という意味では、
今回のミュージカルは、“モーニング娘。ハロプロのミュージカル”でもあったと、私は考えています。


さて、モーニング娘。にとっても、我々ファンにとっても“熱かった”8月は、既に終わりを告げ、
早くも再来週(でしたっけ?)には“文化祭”が、そして月末からは秋のツアーが始まろうとしています。
それは、美勇伝や他の特別出演陣にとっても同様で、亜弥ちゃんは来週からツアーが始まり、
なっちも秋には主演ミュージカルの公演が控えていて、美勇伝も秋にはツアーが控えています。

モーニング娘。って何?」という問いには、このミュージカルは答えられていません。またその問いに答えることは非常に難しいことです。それはこれからまた彼女達が自身のWorksで示していかなければならないことだと思っています。



私自身は、今回のミュージカルにおいて久々にハロー!プロジェクトによるクォリティの高いWorksを観ることができ、それだけでも非常に満足しています。しかしそれが全てだとは思っていません。当然これからも娘。として、ハロプロとしての活動は続きます。


(中略)


リボンの騎士の物語は終わった。だが娘。の物語は終わっていない。


                       『愛に魅せられて 〜高橋愛とともに〜』さんより

 今回の「リボンの騎士」という舞台は、彼女たちが鍛錬を重ね、その秘めたる潜在能力を引き出し、それを具現化してくれたことに、大きな意義を感じました。これを観たファンの感情というものは、ひとによって様々あるだろうとは思いますが、彼女たち(娘。、美勇伝、客演陣)にとって、今回の舞台を経験したことは非常に大きなことだと思っておりますし、次を見るのは怖い・・・という風に書きましたけれども、怖さと表裏一体のワクワク感も同時に湧き上がりつつあることも確かです。


(中略)


彼女たちが今後、モーニング娘。としての舞台で、今回の「リボン」のように普段娘。やハロプロに興味のない層の観客を呼び込めるか? 否か? は、今後の彼女たち、そして事務所、そして私たち固定ファン層(ヲタ)の努力次第ではないかなぁ〜? とも思います。


                       『究極の大凡人』さんより

何だか、お二方とも、私が上手く表現出来なかったことを、素晴らしい表現で書かれているので、
私が新たに独自の内容・表現で書くのが難しいのですが・・・。
(それ故に、ブログの内容を引用させて頂いた、というのもあるのですが・・・。)
今回のミュージカルの経験を、今後どのように生かし、“形”としていくのかが、
モーニング娘。ハロプロにとっては、当然ながら課題となってくるのだと思います。
そしてそれを、どのように我々に“形”として見せてくれるのかが、私は楽しみで仕方がありません。
いや、楽しみというよりも、『究極の大凡人』さんが書かれているように、
「怖さと表裏一体のワクワク感」がある、と書いた方が適当なのかもしれません。


今回のミュージカルで、我々は高いレベルの作品を観たことで、
彼女達に求める物が、これまで以上に大きく、ハイレベルになっていくのかもしれません。
でもきっと彼女達は、それらの要求にきっと応えてくれると、私は信じています。
だって、長い時間を掛けて、これだけ完成度の高い作品を作り上げ、演じきったのですから。
私は、そんな彼女達のファンの1人として、これまでと同様に、
彼女達を見守り、応援し続けていきたいと思います。
彼女達が一歩一歩、着実にステップアップしていくことを信じて・・・。


最後になりましたが、相も変わらずのまとまりが無い文章になってしまい、申し訳ありません。
そして、良く分からない内容でトラックバックさせて頂き、大変失礼いたしました。


これで、『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』を巡る日記に、終止符を打たせて頂きたいと思います。
そして、さらに進化を遂げた彼女達に合うのを楽しみに、
来週日曜日から再び、コンサート&イベント会場行脚の旅を始めようと思います。