8月6日に『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』を観てきました
この日記は、実際に観てきた日曜日のうちに掲載する心づもりだったのですが、
例によって例の如く“寝落ち”してしまったので、3日遅れで感想など書かせて頂きたいと思います。
ということで、私は8月6日(日曜日)16時からの公演を観てきました。
実は、来週土曜日と再来週土曜日の公演のチケットは確保済で、
6日の公演は観に行く予定をしていなかったのですが、
ネット上で目にする評判があまりにも良くて、早く観に行きたくなってしまったことと、
“ベーシック版”のキャスト(石川梨華ちゃんがフランツ王子役のバージョン)が観られない事に気が付いて、
急遽、先週に入ってから『@ぴあ』で、チケットを取って観てきた次第です。
“ベーシック版”を観ておくと、キャストの違いによって何かが変わるのか、
(要は、フランツ王子役が変わることで、劇がどのように変わるのか、)
更なる比較が出来るという楽しみも増えるとも思いましたので。
感想はただ一言。期待した通りに素晴らしいミュージカルでした。
今回のミュージカル、モーニング娘。と美勇伝以外の出演者は、
箙かおるさん、マルシアさん、そして剣の試合を行う男性4人だけという、
まさしく“モーニング娘。&美勇伝によるミュージカル”。
それでいて、これだけ素晴らしい作品を作り上げられたことに、私は感激してしまいました。
モーニング娘。の、さらにはハロプロ関係まで範囲を広げたミュージカルの中では、
今回の『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』が一番の作品であると、私は断言してしまいます。
もしかすると、今回の『リボンの騎士』のような作品こそが、本当の“ミュージカル”なのかもしれません。
(2001年の作品も、それなりに“ミュージカル”のクオリティを保っていましたが。)
つい数行前に「感想はただ一言」と書いておきながら、まだまだ感想を書かせていただきます(笑)。
以下、ネタバレに近い内容になりますので、「続きを読む」で隠させていただきます。
先程も書きましたが、今回の作品は正に“モーニング娘。&美勇伝によるミュージカル”。
(日によっては、これになっちや亜弥ちゃんやののちゃんが加わります。)
ハロプロ勢以外には、本格的に周りを固めているのが箙さんやマルシアさんだけなので、
モーニング娘。と美勇伝のメンバー1人1人の役割が、
これまでの作品とは比べものにならないくらいに重要になってくるはずなのですが、
“男役”と“女役”の演じ分けや、別々のキャラクターの演じ分けなど、
メンバー全員が、その時その時の役に、上手くなりきっていたように感じました。
主役であるサファイア役の高橋愛ちゃんは、
身のこなしから台詞回しに至るまで、“女役”と“男役”の切り替えがお見事!
女性の魂と男性の魂を持つサファイアという役柄は、かなりの“難役”だと思うのですが、
観る前から「きっと演技が上手なんだろうなぁ」と期待していたので、
(生意気な言い方になってしまいますが)期待通りに“難役”をこなしていました。
そして、6日の公演でフランツ王子を演じた石川梨華ちゃん。
個人的に梨華ちゃんには、高い声を発するイメージを強く抱いてしまうのですが、
フランツ王子になりきって演技・歌を披露する彼女に、そんなイメージは全く感じられませんでした。
正直に言って、歌の部分でどうしても音程の取り方に難がある部分はあったものの、
劇場の隅々にまで届きそうな、大きく低く張りのある声を響かせていました。
ステージ上には“石川梨華”ではなく“フランツ王子”がいましたね。
もしかすると、今回のミュージカルで一番頑張ったのは、彼女なのではないでしょうか?
さらにもう1人、魔女へケート役のミキティ。
今回の出演メンバーの中では、1、2を争う歌唱力の持ち主だけに、
(6日の舞台では、歌がこれまで以上に上手になっていたように感じました。)
出番がやや少なめなのは、少々惜しいかなぁ・・・。
ただ、出番は少なめながらも、魔女へケートはストーリーの中では重要な役柄なので、
恐らく、モーニング娘。の中では、彼女以外に“適任”はいないと思うのです。
良い例えではないかもしれませんが、
野球のセットアッパーやクローザーのように、試合に出ている時間は短いけれども、
存在感十分に、勝負所でビシッと良い仕事をする重要な役回りが、
『リボンの騎士』における魔女へケートなのだと、私は舞台を観て感じました。
事実、彼女が登場した時には、凄い存在感を私は感じましたから。
他にも、色々と書こうと思えば書けますし、書きたいこともあるのですが、
このまま行くと今日も“寝落ち”をしてしまいそうなので(爆)、
今日はこの辺で、ひとまずキーボードを叩くのを止めておきたいと思います。
(相変わらず、まとまりがない文章で申し訳ありません。)
また、今週の土曜日に新宿コマ劇場へ足を運ぶ予定なので、
後日改めて、その時の感想と併せて書かせていただきたいと思います。