Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

楽天イーグルス デジタルとアナログと・・・

キーナートGMが解任(チームアドバイザーに就任)、
山下ヘッドコーチと駒田打撃コーチが2軍に“降格”だそうで・・・・・・
  (↓sanspo.com 速報より)
   http://www.sanspo.com/sokuho/0430sokuho081.html


「お前、実は野球を知らないだろ!」と言われる事を覚悟で、
今回の“人事”については致し方の無い部分もある、と言っておきたいと思います。
今の楽天イーグルスの状況では、何か手を打たなくてはならない事は確かだと思うので。
個人的には、山下ヘッドコーチの降格は残念なのですが・・・・・・。


ただ、楽天イーグルス経営陣の方々に、1つだけ言わせて貰うとするならば、
野球チームを作る事は、自分達の本業のように、
“スピード”を追い求めるだけでは無理だということ。
農業のように、ある程度の時間をかけないと、チーム作りは出来ないものだと思います。


私も楽天と似たような業種、一応IT業界に勤めている人間なのですが、
IT業界の仕事というのは、極端な話、
2進数の「0」と「1」を組み合わせれば出来てしまう物が多いですよね。
ある意味、IT業界は機械的な世界、デジタルな世界、というのが私の考えです。
でも、野球に限らず、スポーツのチームというのは、
単純に「0」と「1」を組み合わせるだけでは成り立たない物なのではないでしょうか?
スポーツというのはアナログな世界、そして人間的な世界なのです。
熟練したプログラマーが短時間で組み上げるプログラムとは大違いなのですよ。


現在のプロ野球をここまで歪めてしまった、金銭の問題に対する“楽天流”の答えとして、
初めから年俸や補強に使う資金の“天井”を決めてしまうというやり方、私は大賛成です。
だからこそ、このやり方を続けるのであれば、
事を早急に推し進めるだけではなく、もう少し『待ち』の姿勢を見せて欲しいのです。
これまで“スピード”の世界で生きてきた三木谷オーナーには、難しいのかもしれませんが、
もし少しでも待てないようであれば、自分達が作った“天井”を早く取っ払って、
有能な選手やコーチをチームに入団させることですね。自分達の理念を否定してでも。
私は、創立1年目のチームに今からそんなことをして欲しくありません。
球団経営陣の皆さん、もう少しじっくりと、
本当の意味で長い目で、チームを育成して行って下さい。
これが、1人のプロ野球ファンからの、ささやかな願いです。