グリーンスタジアム神戸 複雑なる大入りなり・・・

いくら私が“隠れ”オリックス・ブルーウェーブファンだからといっても、
かつてのグリーンスタジアム神戸が、現在命名権を売った関係で『Yahoo!BBスタジアム』と呼ばれていることを知らずに、この見出しを付けたわけではありません。
単純に、個人情報を500円位の重みにしか感じない、Yahoo!BBというサービスに対する嫌悪感や、
その大元企業であるソフトバンクという会社、というよりも孫正義という人物に対して嫌悪感を抱いているので、
個人的に『Yahoo!BBスタジアム』という呼称を使いたくないだけです。悪しからず。
もし、この日記に偶然に辿り着いてしまった関係者の方々は、さぞ不愉快かとは思いますが、
もっと不愉快な思いをしているのは、あなた方があちこちの路上で配っていた、モデムという名の「エサ」に引っかかったがために、
個人情報を流出させられ、さらにはそれを脅迫の材料にされてしまった、何十万人というユーザーであることをお忘れなく。
もうこの際、ただでさえも腹が立っているので、自分が怒りを感じるありとあらゆる物事に対して噛み付いてやる！（爆）

閑話休題。というか、冒頭から「閑話」を繰り広げてしまいましたが、そろそろ本題に。
今日の『すぽると』を見ていたら、オリックスVS大阪近鉄の試合が一番始めに取り上げられていました。
まあ、合併構想が発表されてから、対象チーム同士が対戦するのは今日が初めてだったので、注目度が高いのは当然なのでしょうが、
これまでだったら、絶対に野球コーナーの一番最後に、1分足らずの超ダイジェスト映像とスコアしか流れないカードなのに・・・・・・。
トップ項目ということもあり、少々長めに流されたダイジェスト映像には、スタンドを埋める大勢の観客の姿も映し出されていました。
↓この記事によると、平日にも関わらず2万6000人がグリーンスタジアム神戸を訪れたとか。
　　　　　http://www.asahi.com/sports/update/0618/156.html（asahi.comより）
これまでだったら、ほぼ確実に人影がまばらで、空席となっている座席の方が確実に目立っていたのに・・・・・・。
『すぽると』の中で、金村義明さんが言っていましたよ。
「マスコミに大きく取り上げられると、注目が集まって、お客さんが入ることを証明しましたね。」と。
要は、マスコミが大きく取り上げるような話題（強さでも人気選手でも何でも良いから）を、両チームとも提供できていなかったから、
今日のような事態に発展してしまったのでしょうね。

そういえば、毎日新聞のWeb版を見ていたら、こんな記事を見つけました。タイトルはズバリ『悲しや「市民球団」』。
　　　　　http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20040619k0000m070154000c.html
最後の一文を、是非ともオリックスと大阪近鉄の関係者にそのまま捧げたいですね。
私は関東在住なので、「地元のファンを無視している！」と偉そうな事を言える立場にないのですが、
少なくともファンに対する説明は、明確になされていませんよね・・・・・・
・・・・・・まあ、選手や監督といった、実際に試合に関わる当事者への説明ですら、合併構想発表後だったのですから、
ファンに対して説明をする余裕など無かったのでしょうが。
もっとも、個人的な意見では、オリックスも大阪近鉄も「市民球団」ではありません。
今回のような“特殊要因”でも無い限り、球場にお客さんが入らない＝地元のファンに見捨てられたチームが、
果たして「地元に根付いたチーム」などと言えるでしょうか？
もし合併が実現したら、今度こそは、福岡ダイエーや千葉ロッテのように熱いファンが常に球場に集まってくる、
戦力も地域密着度も高い、しっかりとした「市民球団」を作ってくださいね。
どれだけ人を引きつけるだけの魅力があるチームを作れるかは、リーグの数をいくつにするか以前の問題ですよ。