心の「ささくれ」まだ治まらず

↑のような、明るい話題から一転して、
日曜日からまだまだ続く暗い話題、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併問題ネタです。
スポーツ紙のWeb版を見ていると、中村ノリ選手や岩隈投手の争奪戦が始まるだの、
大阪ドームが新チームの本拠地になるだの、新しいチーム名は「大阪ブルーウェーブ」になるだの、
パ・リーグの別のチーム同士も合併するだの、某セ・リーグ球団も消滅するだのと、
本当に様々な記事が書かれていますね。しかも全て、推測や憶測の域を出ていないものばかり・・・（苦笑）
私は、現状の2リーグ制のままが良いのか、
それとも、ナベツネ氏やオリックス・宮内オーナーが推し進めようとしている1リーグ制の方が良いのか、正直分かりません。
どちらにも善し悪しがあるような気がして、判断が付かないのです。
それに、リーグの数をどうするかという議論以前に、もっと議論すべき問題があるはずです。
一体なぜ、年間40億もの赤字を出すチームが出てきてしまったのか？
一体なぜ、12球団中数チームしか黒字経営が出来ていないのか？
一体なぜ、「日本のプロ野球はつまらない」と思われるようになってしまったのか？
一体なぜ、戦力の不均衡が起きてしまっているのか？
今から10年ほど前まで遡れば、その答えはおのずと見えてくるとは思いますが・・・・・・。

ところで、太田・大阪府知事が、今回の合併問題について、↓こんな発言をしたそうです。
　　　http://www.asahi.com/special/baseballteam/TKY200406150207.html（asahi.comより）
太田知事は、大相撲大阪場所の表彰式問題のように、スポーツに対しては何かと意見をされる方のようで。
この太田知事の発言は、様々な媒体からの受け売りという感じがしないでもないですが、何となく納得できるものです。
しかしながら、私はそれ以上に「白々しさ」をどうしても感じてしまうのです。
今になって「「大阪」という名前をチーム名に残し、大阪ドームを引き続き本拠として使うよう注文」しても遅いですよ。
近鉄やオリックスの今の惨状は、阪神タイガースにばかり目を向けていた、大阪・兵庫の方々が作り出したようなものです。
太田さん、あなたもそのことを自身のHPで証明しているじゃないですか！↓
　　http://www.ohtafusae.jp/04opinion/05/150917.htm
　　（「意見・発言＜太田房江ホームページ＞」より）

そして、神戸市や兵庫県の関係者の方々も同罪です。
↓神戸市の矢田市長が、ブルーウェーブの小泉社長宛に「親書」を送ったそうですが、
　　http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/0616ke33350.html
　　（神戸新聞ホームページより）
去年、阪神タイガースの野崎社長に「神戸で優勝パレードを」とお願いしていたのは、どこのどなたでしょう？
↓この記事（9月22日の記事）が誤植とは言わせませんよ！
　　http://www.hochi.co.jp/html/baseball/03tigers_v/news/sep.htm
　　（WEB報知「ニュースで振り返る阪神優勝への軌跡」より）

関西には、阪神タイガースが文化として根付いているのだから、
極端な話、もう1チーム大阪なり神戸なりに残っても、大部分の方は西宮の方しか見ないですよ。
いっそのこと、新チームは四国に思い切って移転してしまった方がいいですよ。
「四国初の市民球団」として再出発した方が、プロ野球全体のことを考えるとどれだけプラスになることか・・・・・・。
はっきり言って、大阪や神戸で「市民球団」を作ることは不可能です！