Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

コンサートグッズ販売方法の一提案

ハロプロ系のコンサート・ライブやイベントに付き物なのが、オフィシャルグッズですよね。
かつては、コンサートやイベント会場で販売されるグッズの種類は、それ程多くなかったと思うのですが、
最近では、握手会のようなFC限定イベントでも10種類近く、
そしてコンサートになると、多い時には100種類近く*1のグッズが販売されているようです。
更に、数年前からは『会場限定グッズ』と称するグッズも販売されるようになって、
必死にグッズ集めをしている方々や、人の弱みに付け込んで一儲けを企む輩どもが、
開場時間の何時間も前から会場前に列を作り、時間が経つにつれてその列が果てしなく延びていく・・・
・・・という光景が、すっかりお馴染みとなってしまいました。


最近顕著になってきた、コンサートグッズの“乱立”については、
話があまりに脇道に逸れ過ぎてしまうので、ここでは敢えて触れないでおきますが、
しかし、品数があまりに多すぎるが故に、
1人当たりの買い物時間が長くなるという弊害が生じている事は紛れもない事実で、
コンサート・・・特にワンダフルハーツ系のコンサートでは、
長時間グッズ購入列に並ばないと、グッズを購入する事が出来ない・・・
・・・という、少々異常とも言える状態が、当たり前になってしまっている感すらあります。


グッズを買うのに何十分も・・・下手をすると何時間も待たされるのは、
経験上、とにかくストレスが溜まるもので、コンサートを前に心身共に消耗をしてしまいます(苦笑)
そして、グッズ購入の長蛇の列を見るだけで、グッズ購入を諦めたり、
長時間並ぶのに嫌気が差して「もう次からはグッズを買わない!」という人が出てくると、
グッズを売る側もその分、ビジネスチャンスを喪失することになります。
グッズの品数を減らさない*2のであれば、一連のグッズ販売の流れを効率的にして貰わない事には、
客の立場としても不満は解消されないでしょうし、売る側も商機をみすみす逃す事になってしまいます。


そこで今回は、少々前置きが長くなってしまいましたが、
コンサート会場におけるグッズ販売方法の改善案を、ネットの世界の片隅から発信してみようと思います。
もしかすると、既にどこかでどなたかが提案している案ばかりなのかもしれませんが、*3
まあ、一介の痛いヲタの戯言と受け取っていただければ幸いです(爆)



1.購入希望品数(種類)別に窓口を分割

一口に「グッズを買う」と言っても、その程度は千差万別。
ほんの記念程度にめぼしい商品を数種類購入するだけの人もいれば、
それこそ「グッズ収集命!!」とばかりに、次から次へと係の人に注文を出す人もいて、
そういう人の後ろに並んでしまったが最後、その人が買い物を終えるまで、
後ろでイライラしながら待たざるを得ない・・・という事も、これまで幾度となく経験してきました。


そこで、売り場に窓口を幾つも設けるのであれば、
それを購入希望品数(種類)別に、2〜3つ程度に分けてみてはどうでしょうか?
品数が少ないお客さん用の窓口は、人の回転率が高くなるでしょうから少なめにして、
逆に、品数が多いお客さん用の窓口は、おのずと滞留時間が長くなるので多めに設置。
そして、売り場に並ぶ列も、それぞれの窓口毎に2〜3列に分ければ、
それなりに列も短くなって、待ち時間も短縮されるのではないでしょうか?

2.「グッズ購入チェックリスト」の導入

1つ目の提案の“前提条件”的な提案になってしまうのですが・・・
グッズを注文するタイミングは、窓口で自分の番になって、係の人と対面してからになります。
そしてその方法は、全て口頭で行われるという古典的なもの。
しかし、先程も書きましたが、その場で次から次へと注文を連発する人もいて、
係の人も注文を受ける度に、商品を持って目まぐるしく右往左往するという光景が展開されています。
この方法では、効率が悪いばかりか、聞き間違いによる誤オーダーの元にもなってしまいますし、
係の人も体力ばかりではなく、余計な神経まで使わなくてはならず、疲弊の度合いが増してしまいます。


そこで、現在コンサート会場の入場時に配布している、
「コンサートグッズのご案内 兼 通販申し込み用紙」を少し発展させて、
会場での「グッズ購入チェックリスト」の機能を追加した上で配布し、
事前に希望商品をチェック&希望購入数を記入して貰ってはどうでしょうか?
(いわゆる“ハロショ*4と同じような方式です。)
会場外での販売の際には、グッズ購入列の最後尾に係員を常時配置してリストを配布。
会場内での販売の際には、従来通り入場時に配布をして、
開場待ちの列が出来ている場合には、事前に列に並んでいるお客さんに配布する。
或いは、ネットで用紙をダウンロード出来るようにしても良いかもしれません。
今年春の娘。コン@横須賀で、欲しい商品をメモ書きした物を予め用意して、
それを係の人に提示するという事をやられている方を見かけたことがありますが、
事前に欲しい品物を、目に見える形で選んでおいて貰うことで、誤オーダーを予防できますし、
係の人が商品をピックアップする時間も、多少は短くなるのではないでしょうか?

3.バーコード導入による会計処理の簡略化

グッズ購入に際しては、注文は基本的に口頭ベース*5という古典的な方式が取られていますが、
希望する商品が全て出揃ってからの会計も、係の人が電卓で行うという古典的な方式が取られています。
しかも、ただ単に電卓で金額計算をするだけならば良いのですが、
その作業がなぜか2回も行われるのが通例になっているんですよね。
恐らくは、計算ミスによる無用なトラブル・クレームの防止対策なのでしょうが、
一度に注文される品数が多ければ多いほど、その分、計算に要する時間が掛かりますし、
係の人の習熟度によっても、電卓のキーを叩く時間に差が出てくるはず。
それに、そもそも人の手作業では、どうしても大なり小なりミスが出てくると思うので、
結局の所、非効率的であるばかりか、根本的な計算ミスの防止にはなっていないわけです。


そこで、会計処理の簡略化と厳密化を図るために、
コンビニやスーパーなどのように、商品をバーコード管理してみてはどうでしょうか?



上の写真は、2週間前に大塚愛さんのコンサートに足を運んだ際に、
購入したグッズの一部分と、会計後に貰ったレシートを写したものです。
大塚さんのコンサートにおける、グッズ購入〜会計までの流れは、以下の通りでした。

  1. 希望商品を口頭で注文。
  2. 商品が全て出揃う。
  3. 「不良品以外、返品交換は出来ない。」旨の説明。
  4. バーコードリーダ 兼 レシート発行端末で、商品に貼られているバーコードを読み込む。
  5. 金額計算結果が端末の画面に表示され、その金額を支払い。
  6. レシート(とお釣り)を受け取って終了。

バーコードのシールを商品に貼る手間や、初期のシステム導入費用は必要になってきますが、
係の人は、端末(バーコードリーダー)でバーコードを読み込むだけで済みますし、
金額計算を確実に行えることで、トラブルの抑止にも繋がります。
更には、レシートを発行することで、どんな商品を買ったかの確認が出来るばかりでなく、
考えようによっては、ちょっとした記念品にもなります(爆)
この仕組みは、是非とも導入して欲しいところなのですが、如何でしょうか?




・・・とまあ、コンサート会場におけるグッズ販売方法の改善案を、3つほど書き並べてみました。
もっとも、「窓口や列を分割するだけのスペースが必ずしもあるのか?」とか、
「チェックリストに書き込むときの筆記用具(ペン類)はどうするの?」とか、
「バーコード商品管理の費用を捻出できるの?」などなど、
それぞれの案には、考え始めるとキリが無いくらいに“穴”はあるのですが、
そういった細かい話を詰めるよりも先に、概要だけでも案を出さない事には始まりませんので、
まずは、現時点で考えつく、大まかな改善案を挙げてみた次第です。


書いた(考えた)本人がこんな事を言ってはいけないのでしょうが、
上に書き並べた案は、もしかすると現実的ではない、単なる理想論かもしれません。
(一応、ハロプロが直面している現実を見つめた上で、提案をしたつもりですが。)
でも、何一つ提案・対案が無く、売り手側の事を「無能」だの「低脳」だなどと罵るだけよりは、
例え界隈の片隅から発信する理想論でも、提案するだけ、まだマシだと思っていますので・・・。

*1:ちなみに、オフィシャルホームページで見た限りでは、現在行われているハロプロコンのグッズが、現時点では100種類弱あるようです。

*2:恐らくは、現実問題として減らせない事情があるのでしょうが・・・。

*3:ただ、少なくとも私は、この手の提案を見たことがありません。

*4:ハロプロのオフィシャルショップ

*5:一部例外として、先程も書いたような、メモ書きを係の人に提示されている方もおられます。