悲しみと宿命を乗り越えて〜よっすぃー卒業に寄せて〜
私にとっては「衝撃のニュース」だった、よっすぃーのモーニング娘。卒業の報。
一夜明けて*1、私も何となく気持ちの整理が付いたような気がしますので、
改めて、この事に関して、色々と書かせて頂きたいと思います。
まずは、つんく♂Pのオフィシャルコメント を引用します。
（文章は適宜改行しています）
ファンの皆様、並びに関係者の皆様へ。
いつもいつも応援いただきまして誠にありがとうございます。
新年を迎えまして、ますますご健勝のことと思います。
さて、本日はモーニング娘。の吉澤ひとみに関してのお知らせです。
２０００年４月に第４期メンバーとして加入した吉澤ひとみが
２００７年３月〜５月に行われます「モーニング娘。コンサートツアー２００７春〜ＳＥＸＹ ８ ビート〜」の
最終日を持ちまして卒業することを決めました。
モーニング娘。のスタイルの変革期に加入してきて７年間、
持ち前のファンキーな歌唱能力、運動能力を生かしたリズム感あふれるダンス、
それらを生かしてモーニング娘。の中で個性的なキャラを発揮してくれました。
十分にその役割りを果たし、スキルも十分身につけました。
「満を持しての卒業」とはこのことだなと思います。
モーニング娘。を卒業することによって、さらに個性を伸ばしてくれるだろうと期待しております。
そして、その個性がまた新しいハロー！プロジェクトの風を吹かせることに一躍買ってくれると信じています。
卒業後は、ハロー！プロジェクトに属しながら、ソロでの芸能活動や、
また新たなユニットへ参加など、いろんなチャンスにチャレンジしてもらいたいと思っています。
吉澤ひとみのモーニング娘。卒業後はリーダーに藤本美貴、
サブリーダーに高橋愛を任命いたします。
ひとまずは、この春のモーニング娘。のコンサートツアーを成功させるよう
メンバー一丸となってのパフォーマンスが先決と思ってますので、
皆様方には益々の声援のほどをよろしくお願い申し上げます。
２００７年 １月２日 つんく♂
私自身、今のモーニング娘。にかなり強い思い入れがある分、尚更なのかもしれませんが、
昨日の日記で“想定外”と書いたのは、よっすぃーの卒業が何だか“早過ぎる”ような気がしたからなのです。
私がよっすぃー卒業の知らせを聞いて浮かんだ言葉が「1つの“大きな時代”の終わり」でした。
モーニング娘。は過去幾度となく、メンバーの卒業・脱退によって「1つの時代の終わり」を告げて来ましたが、
今回のよっすぃーの卒業は、私の中では過去に7回あったのと同じような、
「1つの“大きな時代”の終わり」を告げる出来事*2であると、私は受け止めています。
現在のメンバーの中で、かつての絶頂期を体感している唯一の存在が、グループを去るという事と、
これまでとは一味違う、新たなモーニング娘。を作り上げた中心的な存在がグループを去る事が、残念で仕方がありません。
でも、私の巡回先のブログを見て、初めて気が付いたのですが、
よっすぃーのモーニング娘。在籍日数が、卒業予定日：2007年5月6日の時点で、
歴代2位の長さ（2577日）になるそうなんです。*3
そう考えると、よっすぃーの今春での卒業というのは、“順序”的には自然な流れなのかもしれませんし、
つんく♂Pのコメントにある通り「満を持しての卒業」という事になるのかもしれません。
モーニング娘。という存在は、これまでもそうであったように、メンバーにとっては“通過点”であり、
次のステップへ進むための“滑走路”であるはずですから。
また、モーニング娘。は、メンバーを入れ替えることによって、
進化や成長を繰り返す事が、いわば宿命付けられたユニットです。
もしかすると、モーニング娘。のファンを続ける以上は、
メンバーの卒業という辛く悲しい出来事も、メンバー個々として、そしてグループとして、
進化を果たすための“宿命”として受け入れざるを得ないのかもしれませんから。
そして、もう1つ“想定外”だったのが、モーニング娘。の次期リーダーにミキティが、
サブリーダーに愛ちゃんが、それぞれ就任するということでした。
というのも、個人的にはよっすぃーよりも先に、この2人のどちらかがグループを卒業するものと思っていたので、
この2人のリーダー／サブリーダー就任は、私にとっては予想外の出来事だったからです。
正直に言って私には、この“年功序列”そのものの人選が良いのか悪いのか、現時点では分かりません。*4
でも思い返してみれば、型にはまらない“自由人”というイメージがあった*5よっすぃーは、
それこそ“想定外の出来事”で突然リーダーに抜擢されてみると、
よっすぃーなりのリーダー像をしっかりと形成し、他のメンバーをまとめて、
新たなモーニング娘。をしっかりと作り上げましたからね。
“団体行動が苦手”というイメージがあるミキティも、ある程度の時間は必要かもしれませんが、
ミキティなりのリーダー像を形成するのでは？という、期待は持っても良いような気がします。
ただ、先程の話に関係してくるのですが、
次期リーダーのミキティは、モーニング娘。という枠には収まりきらない存在になっていますし、
次期サブリーダーの愛ちゃんも、モーニング娘。という枠に収まっているだけでは、
少々勿体ない存在になっているような気がします。
（その分2人とも、今のモーニング娘。には必要不可欠な存在であるのが、反面心苦しいのですが。）
ですので、ミキティにしても、愛ちゃんにしても、他のモーニング娘。メンバーにしてもそうですが、
関係者の方には、“アイドル”という狭い箱の中に閉じこめずに、
“歌手”や“パフォーマー”としての道筋をしっかりと作って頂けることを、切に願いたいと思います。
モーニング娘。が単なるゴールではなく、先程も書いたように、“通過点”であり続ける事、
次のステップに進むための“滑走路”であり続けることが、モーニング娘。の存在意義であると思いますので。
私はモーニング娘。を追いかけ始めて、今年でもう8年目になるのですが、
よっすぃーがリーダーになってからのモーニング娘。が一番好きで、
コンサートに行って一番楽しかったのも、今のよっすぃー率いるモーニング娘。でした。
（追いかけ始めてから2〜3年の間は、今ほど濃いファンでは無かった、というのもありますが・・・。）
ですので、私にとってよっすぃーの卒業は「悲しい出来事」であるというのが正直な心境なのですが、
卒業が決まった以上は、これまで楽しませて貰った分、恩返しの意味も込めて、
5月のコンサートでは、よっすぃーの卒業を心から祝う、あるいはそのお手伝いが出来ればと思っています。
（今から5月の話なんて、少々気が早いですけどね・・・。）
そしてもちろん、春のコンサートではモーニング娘。全員を精一杯応援するつもりです。
・・・以上の文章を、何時間も掛けて書いたのですが、あまりまとまっていない文章で申し訳ありません。
