パブリックイメージ
先日リリースされた、一青窈さん初のベストアルバム。
- アーティスト: 一青窈,武部聡志,小林武史,富田素弘,森安信夫,山内薫,弦一徹
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: CD
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決して「ベストヨウ」などという、ベタベタなタイトルではありません。
文字を見ただけでは単純なタイトルだけれども、実は読み方に一捻り効かせている・・・
・・・それが一青窈さんらしいところだと、私は勝手に思っているんですけどね。
で、なぜ唐突にこんな話を始めたかというと、今日、何気なくとあるブログを見ていたら、
この『BESTYO』というタイトルについて書かれている文章が目に止まった訳です。
その文章を要約するとですね・・・
「タイトルを見て笑った。」
「そういうキャラの人じゃ無いんだから、ベスト盤でダジャレのタイトルはマズイでしょ?」
・・・とまあ、そういう趣旨の事が書かれていたわけですよ。
何の世界もそうですが、“パブリックイメージ”って恐ろしいですよね。
私のような、コンサートに足を運び、出演するテレビ番組は可能な限りチェックし、
ファンクラブにまで入っているという“隠れファン”の感覚からすると、
この『BESTYO』と書いて、実は「べすちょ」と読ませるという、
一種の遊び心が入ったタイトルは、実に窈ちゃんらしさ溢れるもの。
しかし、先程のブログの筆者さんのような、ファンではない一般の方の感覚では、
どうしても『もらい泣き』や『ハナミズキ』といった曲のイメージが先行してしまって、
とても、ベストアルバムにダジャレチックなタイトルを付けるような女性には思えないんでしょうね。
本当に、私は声を大にして叫びたいですよ。
「一青窈さんは、こういう遊び心がある、とってもチャーミングな女性なんですよ!!」ってね・・・。
ファンの感覚と“パブリックイメージ”とのギャップ、それに対する何とも言えない歯がゆさ・・・
・・・窈ちゃんにしてもハロプロにしても、それは避けられない宿命なのかもしれませんね・・・。