Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

言葉遣いも“リメイク”しましょうよ・・・。

今日の21時から日本テレビで放送していた、
DRAMA COMPLEX・娘の結婚』というドラマを、何気なく見ていました。
このドラマは、小津安二郎監督の『晩春』という映画を、
市川崑監督がリメイクした作品とのことなのですが、
劇中の登場人物の話し方が昭和20年代〜30年代なのに、
鈴木京香さん演じる主人公の友人(女性)が乗っている車がマツダRX-8だったり、
主人公のお見合い相手が“トム・クルーズ似”といった、現代の設定になっているという、
個人的には何とも違和感を覚えるドラマでしたね。


もし時代設定を現代にするのであれば、言葉遣いも現代の話し言葉に合わせるべきで、
それが出来ないのであれば、時代設定をあえて変えないでリメイクするべきなのではないでしょうか?

もっとも、以前にTBSで放送されていた、橋田壽賀子さん脚本のスペシャルドラマで、
現代の普通の家庭という設定なのに、上戸彩ちゃんが、
 「○○さんは私のことを、心底愛してくれたわ。」
という、まるでどこかの令嬢のような台詞を発しているのを聞いて、
強烈な違和感を覚えたこともありましたので、
橋田壽賀子さんや市川崑監督*1あたりの年代の脚本家の方々に、
現代の話し言葉(特に若者言葉)を求めるのが無理な話なのかもしれませんが・・・。

*1:ドラマ『娘の結婚』の脚本を手がけた“久里子亭”とは、http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=507153によると、市川崑監督と婦人の和田夏十さんの共同ペンネームであるらしいです。