『たからもの』見ました
私もようやく“GyaO”で、なっち主演のドラマ『たからもの』を見ました。
私のように、地震で何の被害も受けていない人間が、
このドラマでなっちが演じている千ちゃんのように、
肉親を亡くされたり、何かの被害を受けた人に「頑張れ」と声を掛けても、
こちらとしては励ましているつもりでも、
声を掛けられた人にしてみれば、その言葉が“無責任”に聞こえてしまう。
何だか、心にグサリと刃物を突き刺されたような気持ちになりました。
私は阪神淡路大震災を直接経験したわけではないので、
推測でしか書く事が出来ないのですが、
実際にあの震災で肉親を亡くされた方の中には、
恐らく、千ちゃんのように、辛さや悲しみを乗り越えるために、
あらゆる感情を押し殺している、という方も、
もしかするとおられるのかもしれません。
もし現実に、心に傷を負った人と知り合う機会があったとしたら、
私はその人に、一体何が出来るの?一体何をしてあげられるの?
30分程度のドラマでしたが、色々と考えさせられるドラマでした。
そして、明快な答えを出すのが難しい、宿題を出された気分になりました。
物語の最後の方で、千ちゃんが見せていた笑顔に、何となく救われた感じがしました。