拝啓、石川梨華様。
石川梨華さん、モーニング娘。ご卒業おめでとうございます。
早いもので、日本武道館でのあなたの卒業式から、もう一週間が経ちました。
石川さん、あなたはモーニング娘。の中核を担うメンバーの1人でした。
そんなあなたの姿を、モーニング娘。のメンバーとして見られなくなってしまう事は、
モーニング娘。というグループのファンとしては、大変残念な事であり、
あなたが抜けた“穴”は、決して小さなものではありません。
しかし、モーニング娘。を、次なるステップへ進むための“自己研鑽の場”と考えれば、
この5年間、「ポジティブ」を合言葉に、努力を重ねて大きく成長したあなたは、
もう次のステップへ進むべき時期を迎えていたのかもしれませんね。
今まで、モーニング娘。を支えてくれて、ありがとうございました。
話が変わりますが、あなたがモーニング娘。の一員として立ったステージの中で、
私にはとても印象に残っているシーンがあります。
昨年11月21日に、滋賀・びわ湖ホールで行われた、
モーニング娘。秋のコンサートツアーのファイナル公演。
この公演は、モーニング娘。の単独コンサートとしては、
飯田圭織さんがモーニング娘。のメンバーとして迎える、最後の公演でもありました。
この公演のアンコールで、突然たんぽぽの『たんぽぽ』サビ部分が流れてきて、
ここからは、普段日記に書いているように「かおりん」と書きますけど、
そのかおりんが、『たんぽぽ』を歌った時だったでしょうか。
他のメンバーが泣きそうになるのを(恐らく)我慢している、
或いは涙ぐむレベルで必死にこらえようとしている中、
石川さん、あなたは両手で目を覆って、本当に泣いていましたよね。
私はその光景を見ていて、一緒に悲しくなって涙ぐむと同時に、
何だか、とても嬉しい気分になったのです。
かおりんが卒業する事を本気で悲しんで、泣いてくれている、石川さんの“思い”が。
かおりんの事を思っていなければ、あの場面で涙なんて出ないはずですから。
そんなあなたの純粋さ、あなたの“思い”が、私には嬉しかったのです。
そして、そんなあなたの姿を見ていた私は、
本気でかおりんのことを思ってくれるメンバーに見守られて卒業できるなんて、
かおりんも幸せだよなぁ、って、そう思っていたのです。
2週間後の土曜日からは、美勇伝として初のコンサートツアーが始まりますね。
私は、今回のコンサートツアーには、恐らく足を運ぶ事は無いと思うのですが、
いずれ、あなた達の姿を見に、コンサート会場へ足を運ぼうかな?と思います。
今後は、“美勇伝の石川梨華”としての活動が、
これまで以上に本格的になって行くことになりますが、
今まで通り、いや、今まで以上のポジティブさ・純粋さを持って、
歌を聴く人やコンサートを観に行く人々のことを、
これからも「ハッピー!」にしてください。
モーニング娘。で過ごした5年間で、大きく成長したあなたならば、
きっとそれが出来るはずです。
最後に、石川梨華さんのこれからの活躍を、心よりお祈りしています。
そして、私もひっそりと、応援していきたいと思います。