Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

千秋楽前に春のコンサートを振り返る

明日夜のコンサートで、石川梨華ちゃんが“卒業”を迎えます。
個人的には、明日以降の日記で、今回の娘。春コンについて色々と書くのは嫌なので、
と言うよりも、明日〜明後日くらいは、ちょっぴり感傷に浸っていたいので(笑)、
今回の娘。春コンサートを、戸田・名古屋と見てきての感想を、
今日のうちに書いておきたいと思います。


【『ロマンチック浮かれモード』で浮かれる面々・・・】

2004年のツアーでは封印されていたミキティのソロ曲が復活。
しかもその曲が、様々な意味で人気の曲である『ロマンチック浮かれモード』。
梨華ちゃんの卒業を除いては、ある意味、今回のツアー最大の話題、だったのかもしれません。


私もこの曲は嫌いではありません。
むしろ、ミキティのソロ曲では、1番好きな曲と言ってもいいくらいです。
ただ、この曲のサビに入った途端に、
客席で頭の上で手を叩きながら、クルクルと回転する、
いわゆる“マワリスト”連中のことが、私は“ヲタ芸”連中と同等に嫌いなのです。
“自称ファン”の人の中には、「この曲を聴いたら回らずにはいられない」とか、
「この曲で回る為に今回のコンサートに来ている」という人もいるのかもしれませんが、
回転をしている間は、ステージ上で歌っているミキティの姿は、ほんの少しの間しか見えないはず。
ステージ上のミキティ(に限らずですが)を、半ば無視してクルクル回るというのは、
彼女に対する相当失礼な行為になるのではないのでしょうか?
ファンであるなし以前に、マナー違反もいいところです。


あと、サビに入る前に客席で大合唱される「美貴様美貴様、お仕置きキボンヌ」という、
あの訳のわからない掛け声も、かなり考えものだと思うんですよね。
別にミキティは、客席にいる我々を“お仕置き”しようと思って歌っているわけではないんですし(笑)、
仮にこの掛け声に、彼女への“挑発”の意味が込められているとしたら、それはそれで問題ですしね。
ヲタ芸”連中や“マワリスト”連中の中には、きっとミキティにお仕置きして貰いたくて、
こんな行為に及んでいるのかもしれませんけどね、と、嫌味を書いておく事にします。


これまで、戸田(1日目・夜)・名古屋(2日目・昼夜)と今回のツアーを観てきたわけですが、
その度に、この曲でコンサート最大級の盛り上がりを見せることに変わりが無く、
モーニング娘。のコンサートとして考えると、何か違和感を覚えずにはいられなかったのですが、
もうこれは仕方のないことだと思って、とやかく言うのは止めておくことにしました。
今は、コンサートへ行く目的が「メンバーの○○を見る為」という人が主流みたいですし、
ミキティ推しの人が、そのまま娘。に流れてきているな、というのは、
彼女が娘。に加入してからの、2003年の秋の娘。ソロツアーの時点で、
彼女へ浴びせられる歓声から、感じ取ることができていましたから・・・。
せめて、ミキティに対するよりも少々ダウンしてもいいので、
他のメンバーも応援してくれれば、それで良いということにしておきます。
私も流れに逆らう事は出来ても、流れを変える事は出来ませんから・・・。


【『ふるさと』は遠くにありて思うもの・・・】

こちらも、ツアー開幕直後から、ネット上で話題となっていますね。
高橋愛ちゃんと新垣里沙ちゃんによる『ふるさと』の競演です。
(昼・夜で違うメンバーが歌う事を“競演”と言って良いのか分かりませんが。)
ただ私は、戸田公演1日目夜の、里沙ちゃんによる『ふるさと』しか聴いていないので、*1
愛ちゃん版『ふるさと』との比較は出来ないのですが、
里沙ちゃん版『ふるさと』を聴いた感想は・・・
・・・推しの皆さんには申し訳ありませんが、これまた何か違和感を感じてしまったのです。


これは、歌い方や声質といった問題ではなくて、
神奈川県出身の里沙ちゃんが歌うというシチュエーションが、どうもピンと来ないんですね。
東京から遠く離れた、北海道・室蘭出身のなっちが「東京で一人・・・」と歌うと、
“上京してきた女の子の心情を歌っている”という感じがして、どことなく郷愁を感じるのですが、
東京の南に接する神奈川出身の里沙ちゃんが「東京で一人・・・」と歌っても、
『ふるさと』という曲が本来持っているはずの雰囲気を、あまり感じる事が出来ないんです。
恐らく、「神奈川県で“上京”は無いだろう」という私の考え方が、
そのような感じを抱かせる要因になっているのだと思いますが・・・・・・。


ただ、歌い手の出身地で、その人が歌う曲の善し悪しを判断するのは、
本当はしてはいけない事なのかも知れませんけれどもね。


梨華ちゃん卒業へのレール】

今回のツアーのセットリストは、梨華ちゃんの卒業というものが、
随分と意識されたものになっているなというのを、随所に感じ取ることができました。


かつては「なーっち」コールや「かーおり」コールの大合唱となっていた、
モーニングコーヒー』でのBメロソロパート。
昨年夏の、現ダブルユー2人の“卒業”の際にも歌われていた、本編ラストの『I WISH』。
(↑歌終わりには、梨華ちゃんのアップがモニターに大映しになる、という演出も。)
そして、梨華ちゃんの“出世作”とも言える、アンコールラストの『ザ・ピース』。
これらの選曲は、例えば『モーニングコーヒー』であれば、
梨華ちゃんがBメロを歌えば、確実に「りーかちゃん」コールが起こる事が想像できる訳で、
彼女にスポットライトが当たるような工夫が、コンサートの随所に施されているように思います。
梨華ちゃん一推しではありませんが、かくいう私も『I WISH』を聞いて、
モニターにアップで映る梨華ちゃんの表情を見ると、思わず少しグッと来てしまうくらいですから。
いや、これは、単に私が歳だからというのもあるのかも・・・(爆)


唯一不満を言わせてもらうならば、個人的に好きな曲だから、というのもあるのですが、
AS FOR ONE DAY』で聴かせてくれる梨華ちゃんの切ない歌声が、個人的には好きなので、
この曲が今回のツアーで聴けないのは、少々残念に思います。


ただ、これだけ梨華ちゃん卒業に向けての演出が施されたコンサートを目の当たりにすると、
飯田圭織一推しの男としては、どうしても書きたい事があるんですよね。
それは、次の小見出し以降に書く事にします。


かおりん卒業の時に欲しかった演出】

今にして思えば、今回のコンサートのような演出を、
かおりん最後の娘。単独コンサートとなった、昨年秋のツアーでも見たかったですね。
今年1月末のハロプロコンを『飯田圭織卒業スペシャル』として、大々的にやったじゃないか、
という方もおられるかも知れませんが、
個人的には、ハロプロメンバー大集合の、あの雑然とした雰囲気のコンサートと、
モーニング娘。の単独コンサートとでは、重みや意味合いが全く違いますので。


それと、これまた今更ながらですが、『飯田圭織卒業スペシャル』と銘打つくらいであれば、
もう少し、かおりんにスポットライトが当たる演出が欲しかったんですよね。
ハロプロメンバーが大集合すると、なかなか難しいのかもしれませんが。


その『大乱舞』コンで『モーニングコーヒー』のBメロを歌っていたのは、
かおりんではなく、カントリー娘。みうなさん。
しかし私は、「みーうな」コールなど一切せず、Bメロの歌い出しから「かーおり」コールをしていました。
仮に正月の『紅組』『白組』公演から、そのようなパート割りになっていたから、それを踏襲しただけとしても、
私は、あの日のあの場面に相応しい歌い手は、かおりん以外いないと考えていましたので、
マナー違反を承知の上で、実際に歌ってはいない、かおりんの名をコールしてしまいました。
でも、私はどうしても叫ばずにはいられなかったのです。
作り手側がそういう演出をしてくれないならば、見る側でかおりんの卒業にふさわしい場面を作りたくて。
かなり都合がいい、独り善がりな言い訳ですが、みうなさん、今更ですが、ごめんなさい。



以上、今回のコンサートに関連して書きたい事の6〜7割をぶちまけさせていただきました。
後は、明日の梨華ちゃん“卒業”まで、そして卒業後の感傷に浸っている間でも書けるので、
今日はそろそろ寝て、明日のコンサートに備えたいと思います。

*1:名古屋公演は、なっちがゲストだったため?『ふるさと』が無かった・・・。