Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

岩隈投手、楽天イーグルスへ。

昨日の夜からテレビ等でも報道されていましたが、
岩隈久志投手の東北楽天ゴールデンイーグルスへの金銭トレードが決まりました。
   ★MSN-Mainichi INTERACTIVE(毎日新聞)記事より
      岩隈・楽天移籍 世論後押し、必然の帰結 “判断ミス”尾を引き
   ★オリックス・バファローズ公式ホームページより
      岩隈選手トレードの件


今回のオリックス・バファローズの“決断”によって、
楽天イーグルスにとっては、待望の頼もしいエースが誕生することになったものの、
逆に自分たちにとっては、勝ち星を計算できる戦力が流出してしまうという結果になってしまいました。


オリックスの関係者やファンの方には、非常に冷たい言い方になってしまうのですが・・・・・・
今回の一連の騒動、そして結末は、オリックスバファローズのフロント、というよりも、
小泉球団社長の行動・言動が招いた当然の結果だとしか思えません。
私に言わせれば、“自業自得”の結果としか言いようがないのです。
いくらストを回避するためとはいえ、“口約束”で「選手の意思を尊重する」などと言っておきながら、
こちらの公式コメント でも出てきている「野球協約」や「保有権」を後から振りかざすというやり方は、
いくら「法に則っている」といっても、あまりに卑怯なやり方と言われても仕方がありませんよ。
労使交渉の場での“口約束”を、一体どのような考えで行ったのかは分かりませんが、
そもそも、確約が出来ないのに“口約束”をするという行為自体が、
球団社長という立場以前に、社会人としてあるまじき行動だったように思います。


私も会社員の端くれで、毎日それなりに仕事をしているのですが、
比較的簡単な仕事や作業の場合は、電話のやり取りでそれこそ“口約束”をすることがあります。
ただ、“口約束”も“約束”であることに変わりは無いので、
約束を交わした以上は、その通りに仕事・作業を行って結果を出す、
あるいは成否を報告するということを行っています。
しかし、比較的規模が大きい話が来た場合は、例えその話が電話で来たとしても、
後から具体的な話の内容をメールや文書で送ってもらったり、
場合によっては話し合いの場を持って、その議事録を関係者へ送付するということをしている訳です。


今回の岩隈投手の問題というのは、労使交渉の場での“口約束”を信じた岩隈投手と、
そんなものに関係なく、あくまで明文化されている野球協約保有権を重んじたオリックスとの、
認識のズレが原因で起こったもの、と言えるのではないかと思うのですが、
岩隈投手に限らず、選手全員の来期の“職場”を決めるということは、
極端な話、各選手の人生をも変えてしまう、極めて大事な事と言えるでしょう。
その大事な事を、その場の状況で発せられた“口約束”で決めていいはずがありません。
“口約束”をするのであれば、初めからその“約束”を果たす、
あるいは果たせなくても、果たそうとする努力を見せるべきですし、
もし実現させるつもりがない、あるいは実現できないと分かっているのであれば、
先程も書きましたが、初めからそんな約束をしなければ良かったではありませんか。
元の近鉄の球団代表の見解など関係ありません。


今回の問題が長期化してしまった事で、
ここはあえて、彼の心の狭さや人間性を糾弾するために、敬称無しで個人名を挙げますが、
巨人の高橋尚成からは岩隈投手の状況も考えずに「わがまま」呼ばわり されてしまい、
(↑というか高橋尚成よ、何で自分がトレード要員として名前が挙がったのか、
  自分の今季・過去の成績と照らし合わせて、よく考えてみなさい。
  少なくとも入団時に逆指名という“わがまま”で巨人に入ったあなたに、そんな事を言う資格は皆無だよ。)
岩隈投手自身が神妙に謝罪した ということもありましたが、
岩隈投手には、心機一転、新たな職場となった仙台の地で頑張って欲しいと思います。


あと、オリックス・バファローズですが、
あなた達が言う「前向きなチーム」「魅力あるチーム」が作れるものであれば、どうぞ作ってみてください。
今日に至るまでの様子を見る限り、
私は今のオリックス球団には、そのようなチーム作りが出来るとは到底思えません。
ある意味、来年の開幕を迎える頃を楽しみにしています。
(このような中傷まがいの意見を出されても変われないのであれば、このチームの未来は暗いです・・・・・・。)