選挙の日って・・・・・・その2
選挙の日の夜の密かな楽しみ、
それは、テレビ各局で放送される開票速報を、サッピングしながら見ることです。
もっとも目的は、誰が当選確実になったかという情報をいち早く仕入れることよりも、
各々のテレビ局で、誰がどのような開票速報番組を放送しているかという、“テレビっ子”の感覚なのですが(笑)
(当確の情報を今の段階で仕入れても、明日・明後日の新聞に開票率100%になってからの結果が載りますからね。)
ざっと見た感じでは、各局のスタイルは、次のような感じでしょうか。
◎日本テレビ『ゲキセン!』
簡単に言うと、選挙速報版の『バンキシャ』。今回、一番長い時間見ています(爆)
メインキャスターは福澤アナ。質問をする際の言葉は、良く言えばストレート、悪く言えば遠慮がない感じ。
他に、政治部長の記者氏と、ドラマ『愛情イッポン!』ではあややの亡き母親役・笛吹キャスターが脇を固める。
本来の『バンキシャ』ではメイン級の菊川怜さんも出演するも、ほとんど露出無し。
というか、まだスタジオにいるんですよね?(爆)
コメンテーターとして出ていた、江藤隆美前衆議院議員が福澤アナに対して「君たちは民主党の応援団か!」と暴言を吐く。
自民党議員(この人は現役ではないけど)お得意のメディアバッシングが早くも炸裂。
さすがは、腹いせでテレ朝の報道局長を証人喚問したり、関係者の内部処分に追い込んだ政党だけ有りますね。
◎TBS『票決ライブ2004』
キャスターは筑紫哲也氏、田丸美寿々さん、そして「素っ気なさ」という点だけを見れば報道番組向きの安住アナ。
『ニュース23』のキャスターでもある、草野・佐古両キャスターが脇を固めています。
この脇を固めるキャスターだけをみれば、ここが一番安心して見ていられます。
そして、コメンテーターとして、ずーっとスタジオにいる田中康夫長野県知事。
これだけしょっちゅうテレビに出たり、候補の応援演説に遠路はるばる出かけて行ったりしていて、
ちゃんと長野県政は運営しているのでしょうね?まあ、私は長野県民ではないので、大きなお世話ですが。
ちなみに私は、メインキャスターとこのコメンテーターがあまり好きではないので、この番組はあまり見ていません(爆)
◎フジテレビ『踊る大選挙戦2004』
番組のタイトルにもある『踊る(大捜査線)』の他に(サントラも随所に使われている)、
中継画面でのドラマ『24』のようなデジタル時計表示、そして政治にまつわる『トリビアの泉』コーナーなど、
フジテレビの人気コンテンツをフル動員しているだけに、“番組”として一番面白いのは、ここかもしれません。
もっとも、あまりにバラエティー的過ぎて、報道番組としてはいかがなものかという思いはありますが・・・・・・。
キャスターは安藤優子さんと、アヤパンこと高島彩アナ、そしてなぜか石原良純さんも登場。
父親が都知事、一番上の兄は国土交通大臣、弟は昨年の衆議院選挙に出馬(結果は落選)と来ると、
次はやはり、自分が抜群の知名度を生かして・・・・・・という思いもあるのでしょうかねぇ?
脇を固めるのは、笠井アナと佐々木アナの『とくダネ!』コンビ。この2人も何となく安心して見ていられるかな?
◎テレビ朝日『選挙ステーション』
このタイトルはすっかりお馴染みですが、この元番組が『ニュースステーション』から『報道ステーション』に変わったのに伴い、
メインキャスターも久米宏さんから古舘伊知郎さんに変わりました。
ただ私は、スポーツ実況や『おしゃれ関係』の司会をしている古舘さんは好きですが、
ニュースキャスター・古舘伊知郎には少し抵抗があるので、この番組もあまり見ていません。
メインが小宮悦子さんだけだったら、もう少しちゃんとこの番組も見るのでしょうが。
脇を、『ニュースステーション』ではスポーツ担当だった角澤アナと、
現在の『報道ステーション』のスポーツ担当である武内アナが脇を固めているのですが、
(武内アナは『愛のエプロン』で眉間のしわでまずさを表現するアナウンサー、と言った方が通りが良いかも。)
この2人が開票速報を伝える姿には、何となく違和感が感じられます。
個人的には、
と言うか、今見ていたら、田原総一朗さんという、私がジャーナリストの中では大嫌いな人が出てきたので、
早速チャンネルを変えさせていただきました。悪しからず(爆)
◎テレビ東京『決断!日本の選択』
・・・・・・テレビ東京も選挙関連番組を放送していたんですね(爆)
というか、今チャンネルを合わせると、明らかに選挙とは関係がない坂口憲二さんの番組が流れている・・・・・・。
◎NHK『参院選2004開票速報』
一番信用ができる報道機関、それがNHK。
これまでのパターンでは、純然たる開票速報番組の中では最も良い視聴率を稼ぐのがこの局。
でも私に言わせれば、各党の得票予測で民放各局が「50議席」などと断言しているのに対して、
NHKがやっている「45議席〜55議席」という幅を持たせた発表の仕方は反則です。
私は開票速報を“番組”として見ているので、面白くない“番組”は見ません。
・・・・・・と言っている間に、大勢がだいぶ分かってきましたね。
私も一票を投じたので、今回選ばれた議員の“任命者責任”というものが生じてくると思うのですが、
議員の方々がしっかりと仕事をしてくれることを、あとは願うばかりです。