オーナー会議って何なのさ！？

プロ野球オーナー会議。
それは、セ・パ12球団のオーナーが一堂に会して、
プロ野球に関する様々な議案を提案・議論・承認するための集まり、であるはず。
そんな、重要な会議であるはずなのに、これまで26年間顔を出すことすらなく、
今になって、26年ぶりにノコノコと姿を現したと思ったら、
会議の場、そして会議後の記者会見で、「もう一組の合併話が進行中」、「アマチュアを加えての三軍制」なとどいう、
とんでもない事実と構想を明らかにした、西武の堤オーナー。
そして、それに呼応するかのように、1リーグになった場合の、
日本シリーズに代わる「東西対抗戦」という私案を披露した、オーナー会議議長：巨人の渡辺オーナー。
今回のオーナー会議は、改めて、プロ野球がこの2人のオーナーを中心に動いていることを証明したものでした。

　　　　↓朝日新聞（Web版）の記事より
　　　http://www.asahi.com/special/baseballteam/TKY200407070446.html
　　　　↓毎日新聞（Web版）の記事より
　　　http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040708k0000m050016000c.html

堤オーナー曰く、現在進行中の合併話は、次回のオーナー会議（9/8予定）までにはメドがつくらしいので、
その話がまとまってしまえば、その後は、1リーグ制への移行へ向けて話がどんどん進んでいくのでしょう。

今回の騒動のきっかけとなった、ブルーウェーブとバファローズの合併話が持ち上がって、まだ1ヶ月足らず。
そう、まだ1ヶ月足らずなのに、両球団の合併話は恐ろしいペースでトントン拍子に進み、
いつの間にか、1リーグ制への移行に絡んだ各球団間の駆け引きが始まり、
そしてついに、もう一組の合併話の存在と、1リーグになった場合の私案が披露されるに至りました。
しかし、肝心要のブルーウェーブとバファローズの合併に関しては、今日の段階でも正式には決まっていないんですよね。
確かに、来シーズンまで残された時間は決して多くはありませんが、
1つの物事を棚上げにして、他の企業の参入話を無かったことにしてまで進めていいことなのでしょうか？
この、サンスポの記事にコメントが載っている、広島の松田オーナーのように、
オーナーの中にもこの傾向に疑問を感じている方がまだいる、というのが救いではありますが。
　　　http://www.sanspo.com/sokuho/0707sokuho043.html

最近は、労使間の駆け引きに加えて、一部ではメディアの代理戦争の様相をも呈してきました。
　　http://www.asahi.com/special/baseballteam/TKY200407070446.html
念のために言っておきますが、私は決して朝日新聞の論調に引きずられてこんなことを書いているわけではありません。
というか、我が家は読売新聞を購読していますので、むしろこちらの論調に引きずられないように気を付けているところです（笑）

とりあえず今日は、これ以上何も考えたくありません。
戦力不均衡の解消とか、全ての球団経営がそれなりに潤う方策といった根本的な議論を全く行わずに、
「経営状態が悪いから合併する」という無策に近い行動に出るのなら、
どうぞ勝手に合併して、どうぞ勝手にリーグを1つにしてください。
しかし、私のように、今日までの出来事を見て呆れかえっているファンがいるということをお忘れ無く！