Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

『三文オペラ』

今日は、14時頃から会社の同期と飲んだ後で(!)、
渋谷のシアターコクーンまで、なっちこと安倍なつみさんが出演されている、
音楽劇『三文オペラ』の夜公演を観に行ってきました。


ちなみに、念のために申し上げておくと、
体内に入れるお酒の量は少なめにして、
足元もしっかりと、意識もはっきりとした状態で、観劇してきました(^^;
但し、劇場に到着したのは、開演時刻5分前になってしまいましたが・・・。


さて、肝心の舞台ですが、同じく宮本亜門さんが演出を手掛けられ、
なっちも出演していた昨年の音楽劇『トゥーランドット』と同様、
客席をも舞台に見立てて、役者さんが客席通路で歌ういう演出が随所に施されていて、
その事がより、舞台を迫力あるものにしていたような気がします。
あと、歌の場面では、ほぼ必ず演者がマイクを持って唄うという演出も面白かったです。


内容的には・・・一言でいうと“大人の舞台”ですね。
具体的にどこが、という、内容に踏み込んだ事は書きませんが、
仮に地上波のテレビで放送するならば、ごくごく一部ではありますが、
“ピー音”を入れなければならないようなセリフもあったりして・・・(笑)
でも、話のテーマ自体は、結構深かったです。
人は、お金や立場の為ならば、簡単に人を裏切れるものなのか、とか、
善悪の基準というのは、一体何なのだろうか、とか・・・。


ただ、そういう深い話だったからこそ、あのエンディングには納得がいかないんです。
演出意図は理解出来たのですが、それをする必要性は、私には理解出来ませんでした。
敢えて最後の最後に、トーンをガラリと変える必要があったのか・・・


そして、なっちについてですが、
恐らく今まで演じた事が無いような役柄で、
我々が普段感じているなっちのイメージからは、非常にかけ離れたキャラクターです。
しかし、なっちは、そんな役柄にものの見事になりきっていて、
歌を唄う時も、その役柄の声・話し方のままで唄っていました。
今回の舞台で、なっちは正しく“新たなる一面”を見せてくれています。
そして、それは正に、“女優・安倍なつみ”として成長した姿なのだと思います。


結論。
今回の『三文オペラ』、見に行って良かったです。
そして、女優としてのなっちの姿を、
もっと別の舞台・ミュージカルでも見てみたくなりました。
今回の舞台で、更になっちの評価が高まる事を願って止みません。