Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

リセット

Hello! Project -Official Site-『Hello! Project 2008 Winter 欠席メンバーのお知らせ』 より

以下のメンバーがHello! Project 2008 Winterを欠席します。
飯田圭織 ・後藤真希 ・辻希美 ・藤本美貴


欠席理由:
飯田圭織は、妊娠・出産による休業のため参加しません。
後藤真希は、スケジュールの都合により参加できません。
・辻 希美は、妊娠・出産による休業のため参加しません。
藤本美貴は、都合により参加しません。


今週に入ってから公式発表された、来年初めに行われるハロプロコンサートへのミキティの欠席。
しかも、その理由が「都合により」という、極めて不明確で具体性を欠いたものであるが故に、
ネット上のハロプロ界隈では「制裁措置」や「謹慎処分」などといった言葉が飛び交い、
そして、そのような措置を取った事務所に対して、界隈の人々は一斉に非難の声を浴びせる、という、
テレビの時代劇『水戸黄門』で20時45分頃になると、助さんか角さんが印籠を取り出して光圀公の素性を明かし、
その前に悪人共が一斉にひれ伏す・・・というのと同様の、毎度お馴染みの展開を見せています。


以下は、いわゆる“DD”であって、決してミキティ推しではないながらも、
モーニング娘。藤本美貴”を失ったことで、悔恨の思いを強くして今日に至っている、
節操のない一介のヲタの戯れ言として、捉えて頂きたいと思うのですが・・・


今回の“コンサート欠席”の措置や、パーソナリティーを務めていたラジオ番組の打ち切り、
更には、予定されていたというGAMのシングル曲リリース中止などは、全て、
ミキティが次のステップへ進むための「リセット」という意味合いを持つのではないかと、私は考えています。


ミキティの場合、“同じような道”を辿った矢口さんと比較されることが多いようですが、
その矢口さんは、娘。の“自主退学”直後から現在に至るまで、
テレビのバラエティ番組などで姿を見る機会が多く、
更には、夏と冬のハロプロコンサートでは司会としてステージに立っているため、
現在のミキティが置かれている状況とは、“露出度”に歴然とした差があり、
その差を目の当たりにしている我々は、どうしても、ミキティの現状について、
「制裁」や「謹慎」といった言葉を発想してしまうのだと思います。


でも、これはあくまでも個人的な印象ですが、
矢口さんは持ち前のキャラクターで、テレビのバラエティ番組などを無難にこなせるタイプ。
しかし、一方のミキティは、バラエティ番組を無難にこなすというタイプではなく、
むしろ、歌を披露する場所や、去年の『リボンの騎士』のような舞台などで輝くタイプなのだと思うのです。
(そしてガッタスも、彼女が輝きを見せる場所なのかもしれません。)


娘。の“自主退学”直後から、確かに露出度は高かった矢口さんですが、
“本来いるべき場所”である筈の、人前で歌を披露する場面からは、長らく遠ざかっていた記憶があります。
私が持っている情報が正しければ、まずは去年、CDSという“内向きの場所”で久々に歌を披露して、
今年の年始のエルダークラブコンサートで、ようやくコンサートで歌を披露するに至っている筈です。
更に言えば、1月末のハロプロコンサートでは、
エルダー系のメンバーや娘。メンバーと一緒に歌を披露する場面はありましたが、
“恋愛話”に異常なほどに過敏に拒絶反応を示す人々が“睨み”を利かせていることもあってか、
ワンダ系メンバーとは、一緒に歌を披露する場面は無かったのではないでしょうか。


この矢口さんの“前例”を考えた場合、更には先程も書いたとおり、
その手の話に強烈なアレルギー反応を起こす人々が多数存在*1する事も考慮に入れると・・・
・・・恐らく、多少は「謹慎」という意味合いも含まれているのでしょうが、
ミキティを来年初めのコンサートでステージに立たせるのは時期尚早で、
もう少し“ほとぼり”が冷めてから、徐々に表舞台に立たせていこうという判断があった、
というのが、ミキティの“コンサート欠席”に関する、私なりの推測です。


ある意味、手段としては過酷かつ残酷だったのかもしれませんが、
モーニング娘。に所属していた頃からの活動の大部分を断ち切ることで、
モーニング娘。藤本美貴”から完全に決別して、
再び“ソロ歌手の藤本美貴”になるための道筋が作られたのだと、
私は敢えて前向きに、彼女が直面している現状を捉えたいと思います。


彼女の特性やキャラクターを考えると、
テレビなどの露出はそう多くはならないのかな・・・とは思うのですが、*2
でも、彼女が再び“歌手:藤本美貴”として、
いつかは陽の当たる舞台に戻ってくることを、今はただ待ち続けたいと思います。


決して熱くならず、静かに、そして冷静に。
むやみやたらに熱くなって、怒って、騒ぐだけでは、人は動かせないのだから・・・。

*1:ごく少数ではありますが、未だに「矢口さんが他のメンバーと一緒の舞台に立つのは反対!」と公言している人もいるくらいですから・・・。

*2:今、何かと話題の“エリカ様”的な注目の集め方はする可能性はありますが、それはどう考えても逆効果ですので・・・。