Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

『SmaSTATION-4』を見て思うこと

フジテレビで放送していた『ロード・オブ・ザ・リング〜2つの塔〜』を見終えて、
何気なくチャンネルを合わせた、テレビ朝日の『SmaSTATION-4』を見て驚きました。
何と、スタジオに“ゲスト”として集っているのは、大河ドラマ新選組!』の出演者の面々。
そればかりか、脚本の三谷幸喜さんまでもがスタジオに登場し、
スタジオに来られなかった“土方”“山南”の両人は、各々別の場所から中継で出演するという力の入れよう。
要は、明日最終回を迎える『新選組!』の“最終回前夜祭”ということで、
ドラマの名場面と、各々の隊士の“トリビア”的クイズを織り交ぜながら、
近藤勇役の香取慎吾君が、京都の新選組ゆかりの場所を訪れたVTRが流されるという趣向だったのですね。
(↑一応私と同い年なので、“君”付けすることをお許し下さい。)


SmaSTATION-4』と言えば、夏にフジテレビの『27時間テレビ』との“相互乗り入れ放送”を行うなど、
かなり画期的なことを次から次に繰り出してくる番組、という印象があるのですが、
いくら主演俳優がメインを務める番組とは言え、
他局のドラマを題材にして、ほぼ1本の番組を作ってしまおうという発想に、
私は「恐れ入りました」としか言いようがありません。


SMAP香取慎吾が出演する番組”だからこそ実現できた企画なのかな?と思ったり、
新選組!』の裏番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』を作っている、
系列局の朝日放送からクレームが来ないのかな?と思ったりもするのですが、
それはそれとして、『SmaSTATION-4』のスタッフ・関係者に敬意を表したいと思います。
今回の企画、個人的には結構好きでしたよ。


でも、この手の企画は、本来であれば“本編”を放送しているNHKがやらなければいけないことなのでは?
そのNHKは、2004年が終わる数時間前まで韓流ブームにしがみつこうとしていて、
お偉いさんが直々に韓国へ渡って、ヨン様チェ・ジウさんの『紅白』出演を懇願したそうです。
今の韓流ブームのきっかけになったのが、NHKで放送された『冬のソナタ』だというのは分かります。
広い意味で“他局”が制作したドラマを放映し、
そのドラマがきっかけで起こった韓流ブームに、可能な限り乗っかろうとするのも結構です。
しかし、自分たちが自ら制作したドラマ、しかも『大河ドラマ』をもう少し大事にしても良いのではないですか?
果たして日本に済む人から直接受信料を徴収して運営している“公共放送”として、
今のNHKが行っていることは、大事な事かつ正しい事なのでしょうか?
それとも、受信料を食い物にするような職員がゴロゴロいるような組織に、
そのような物を求めること自体が、そもそも間違えているのでしょうか?


自分たちの局で作ったドラマにちなんだ特集が、
ドラマの映像がふんだんに盛り込まれた番組が、
自分たちの局ではなく、ライバル局であるはずのテレビ朝日で放送されたことを、
NHKの関係者はどのように感じているものなのでしょうか?
機会があったら聞いてみたいものです。