Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

さらばブルーウェーブ、さらば近鉄。

日付が変わって昨日行われた、グリーンスタジアム神戸でのパ・リーグ今季最終ゲーム。
(↑あえてこの名前を使っているのは、ネーミングライツを買った会社が嫌いだからです。)
その今季最終ゲームが、今年のプロ野球激震の引き金を引いたとも言える、
そして、今年を最後にその名前が消滅する両球団、
オリックス・ブルーウェーブ大阪近鉄バファローズとの対戦というのは、何という偶然でしょうか。
埼玉に住み、東京の会社に勤めている私が、神戸で行われた試合を見に行けるはずもなく、
すぽると』でのダイジェスト映像でしか、昨日の試合の模様や、
その前後の球場・ファン・選手・コーチの様子を見ていないのですが、
なぜだか、その現場にいなかったにも関わらず、思わずジーンと来るものがありました。


私がオリックス・ブルーウェーブのファンになったのは、初のリーグ優勝を飾った95年頃からだったでしょうか。
なぜかそのきっかけが、グリーンスタジアム神戸での千葉ロッテ3連戦で、1つでも勝てば優勝という時に、
相手の投手(ヒルマン、伊良部、小宮山)に封じ込まれて、地元優勝が果たせなかったという姿をテレビで見たこと。
う〜ん、我ながら、へそ曲がりですね・・・・・・。
あの頃は、イチロー選手を筆頭に、ここに書ききれないくらいに良い選手が本当にたくさんいて、
選手1人1人が、心なしか輝いて見えた、そして生き生きとプレイをしていた、そんな感じがします。


しかし、そんな華やかさとは対照的に、
このチームほど、日本プロ野球の“歪み”に翻弄されまくったチームは無かったのではないでしょうか。
ある時は、ドラフト1位指名した投手の同級生が、彼の志望球団に“人質”同然に下位指名されて、結局入団拒否されたり、
さらにある時は、スカウトが自らの命を絶つという、信じられない出来事が起こったり・・・・・・。
かつて、イチローポスティングシステムに掛けたオリックスの事を、ナベツネは『売国奴』呼ばわりしたそうですが、
彼らのエゴによって作り出された様々な制度が、プロ野球に数々の“歪み”を生み、
その結果として、ブルーウェーブがかつての輝きを完全に失ってしまったように思えて、残念でなりません。
(前社長を初めとする、ここ数年の経営陣による“失政”も、低迷・経営難の原因であることは言うまでもありませんが。)


オリックス・ブルーウェーブ、そして、大阪近鉄バファローズの選手・スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。
そして、今日まで素晴らしいゲームを見せていただいて、ありがとうございました。
特に、選手会長である三輪・磯部の両選手、交渉+試合の激務お疲れさまでした。
グリーンスタジアム神戸で起こったという“磯部コール”は、
きっと、あなたへのファンの方々からの、精一杯の感謝の気持ちなのだと思います。
皆様の次なる道でのご活躍をお祈りしています。


そして、私のオリックス・ブルーウェーブを陰から応援する日々も、昨日で終わりました。
というか、オリックス球団を応援する日々に、ひとまずピリオドを打つ決心をしました。
今回の騒動が起きてから、今日に至るまでの両球団の動きや、関係者の言動を見聞きしてしまうと、
私にはどうしても、今度発足する『オリックス・バファローズ』のことを応援する気にはなれないのです。
野球経営への情熱を失ったも同然ながら、
それでもなお野球チームへの影響力を少しでも持とうという、近畿日本鉄道の根性。
プロ野球の世界にまで、“リース会社らしさ”、
すなわち、血も涙もない厳格さのみを持ち込もうとする、オリックスの根性。
そのような会社が母体となるチームを、私はとても応援する気にはなれないのです。


チームが合併しても、これまでと同じような運営を続けるようであれば、
ファンはもちろんのこと、選手もチームのことを見放すはずです。
どうか、常に選手やファン、何よりも野球自体への愛情を持って運営をして下さい。
これが、オリックスファンとしての私からの、最後のお願いです。
再び、私が応援したくなるような、素晴らしいチームになってくれることを祈りつつ。