Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

『仔犬のワルツ』って・・・

日本テレビ開局50年特別企画”と銘打たれたドラマ『仔犬のワルツ』。
なっちこと、安倍なつみさんが主演するということがきっかけで、第1話から見続けていますが、
何となく、企画・野島伸司氏が過去に手がけたドラマの“カバー”作品、
そして、日テレらしいドラマ、すなわち、バラエティーの延長線上にあるドラマ、という感じがするのですよ。


毎回、1〜2話限りのゲストが登場して、最後には何らかの形で“消える”というパターンは、
かつて、同じく野島氏が手がけ、同じ時間帯に放送されていた『フードファイター』とほとんど一緒。
(↑『フード・・・』の方は主人公・草磲君に破れる、『仔犬・・・』の方は誰かに殺害されてしまう、という違いはありますが。)
それ以前に、物語の内容があまりにも漫画的過ぎです。フィクション作品であるからとはいえ、程度があります。
なっちを初めとする候補生が受ける、特別選抜クラスのテスト(と称した生き残りレース)の内容は、
私のような音楽素人には“異常”としか思えません。
竜雷太さん演じる学長が都度説明するテストの目的を聞くと、思わず納得してしまいがちになるのですが、
(↑役者の格が違うからでしょうか。説得力があるんですよね。)
ドラマの中でテストと称して行っていることを見ると、ピアニストの命とも言える指の故障を招きかねない事であったり、
ピアニストと言うよりも、音楽家の命とも言える耳への障害を引き起こしかねない事にしか見えないのです。


日テレは、一体なぜ“開局50周年特別企画”として作ったのがこのドラマだったのでしょうか?
水曜日の22時から放送しているドラマの方が、よほど“特別企画”らしいドラマだと思うのですが・・・。
まさか、「主演・安倍なつみ、企画・野島伸司」という看板を据えて、
“開局50周年特別企画”という触れ込みを付けさえすれば数字が取れるという、安易な発想があったわけでは・・・。
なっちの今後の女優としてのキャリアを考えると、連続ドラマ制作力があるとは思えない日テレではなく、
主演でなくても良いから、TBSあるいはフジテレビのドラマで経験を積ませてあげたかったと思うのは、私だけでしょうか?
とりあえず今は、主演であるはずのなっちがさほど目立たない(と私には見える)展開を何とかして貰って、
彼女の魅力や存在感を引き出す展開・演出を、制作サイドに強く望みたいところです。


でも、何だかんだ言っても、来週以降もこのドラマを続けて見てしまうのでしょうけどね・・・(爆)


それにしてもこのドラマ、谷啓さんが“お約束”と言って良いくらいに、警察手帳と間違えて板チョコを出したり、
岡本健一さんまでもが、モニターを観ながら「た○のこの里」を食べていたりと、
過剰とも思えるくらいに、特定スポンサーの商品が登場するドラマ、ですよねぇ・・・。