Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

“鮮度落ち”の話題から〜何とも贅沢な怒り〜

約1ヶ月に渡って、このブログを更新出来ないでいた間にも、
ネットを使って最低限のハロプロ関連情報チェックや、
ハロプロ界隈の動向チェックは行うようにしていました。
そして、それらの情報や動向の中には、例え“鮮度”が落ちに落ちまくっているとしても、
「どうしても一言二言書いておきたい!」と思う事が幾つもあります。


そこで今日は、それらの情報や動向の中から、ある1つの出来事をピックアップして、
簡単にではありますが、私なりの気持ちや意見を書かせていただこうと思います。


時期的には2月25日前後になるようですが、
解散が決まった美勇伝のラストシングルが、モーニング娘。のアルバム収録曲である、
『なんにも言わずに I LOVE YOU』となることが、↓のリンク先ページにより明らかになり、
ハロプロ界隈、特に美勇伝推しの方々の間では、疑問・失望・激しい怒りの声が上がっているようです。


  http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=PKCP-5116


今回の情報発信源は↑のショッピングサイトの情報で、公式なリリース発表は現時点でも無いと思うのですが、
不思議なことに、この手の相手方発信の情報は、特に良くない情報ほど、本当にすぐ広まりますよね。
先日の娘。出演舞台における、客席から某共演者の方に浴びせられた“暴言”事件など、
本当はもっと、ファンの中で問題提起されなければならないことが、なぜ逆に広まりを見せないのか・・・。


閑話休題。この件については、余裕があれば日を改めて書かせていただくとして、
美勇伝のラストシングルの話に戻ります。
ちなみに私は、美勇伝は比較的好きなユニットですし、各メンバーの事も好きですが、
いわゆる“推し”というほどではありませんので、その点を念頭に置いていただいた上で、
以下の文章を読み進めていただければ幸いです。


最近では、徳永英明さんが女性アーティストの曲をカバーしたアルバムがヒットしたり、
それが火付け役となって、様々なアーティストの方がカバーアルバムをリリースされたりと、
日本の音楽界は“カバー大全盛”そして“過去への回帰”という状況が続いています。


そのような状況の中で、一体なぜ美勇伝のシングル曲がモーニング娘。のカバー曲というだけで、
恐ろしいほどの非難が(局地的にではありますが)噴出するのか、個人的には理解に苦しむのですが、
美勇伝や、3人のメンバー各々の推しの方々の心境を考えると、
このようなリアクションが巻き起こるのも無理はないのかな、という気持ちもあります。
次のシングルは、単なるシングルではなく、美勇伝として恐らく最後にリリースされるシングル。
(無論、公式情報は出ていませんので、現時点では“確定”ではありませんが。)
ラストシングルくらいは、オリジナルの良曲で有終の美を飾って欲しいという、ファンとしては当然の願い。
そんな“ファン心理”を察すると、怒りの声が渦巻く理由は、私にも良く理解しているつもりです。


しかし、非ハロプロ系のアーティストや歌い手の方も、好きで応援している人間として言わせて頂くと、
「ラストシングルがカバー曲」という事に対して怒りがぶつけられている状況というのは、
話のステージがあまりに高すぎて、理解が出来ないし、もっと言うと腹立たしさも感じるのです。
例えて言うなら、ショートケーキの上に乗っかっているイチゴの銘柄を巡って怒りをぶつけている状態。
つまり、ショートケーキが買える(手に入る)のが当たり前という前提で、
話が展開されているような気がしてならず、何とも言えない腹立たしさを感じるのです。


ハロプロ系のアーティストや歌い手さんになると、
シングル曲のリリース間隔が1年以上開くこともザラにあって、
コンサート/ライブツアーも2年に1回開催されるのが“当たり前”という場合もあるのですが、
逆にその分、リリースされるシングルやアルバムにありがたみを感じますし、
コンサート/ライブの1公演が濃密で貴重な時間に感じられるんですよね。


しかし、これまでの美勇伝は、どんなに長くても前作から7ヶ月でシングルがリリースされてきて、
形や立場はどうであれ、年に数回はコンサートがあって、年に1回は単独ツアーが開催されてきました。
もしかすると、美勇伝推しの方々は、このような状況に慣れるうちに、これが“当たり前”になってしまい、
シングルがリリースされる事に対するありがたみや、
コンサートが開催されるという事に対するありがたみが、薄れてしまっているということは無いでしょうか?
(これは、美勇伝推しの方だけではなく、他のユニットや歌い手の推しの方々にも言えることですが・・・。)


改めて書きます。
私も美勇伝推しの方々の心情は、多少なりとも理解しているつもりですし、
不満や怒りの声が渦巻く理由も、私なりに理解しているつもりです。
しかし、もしそれらの渦巻く不満や怒りの声が、
「最後にシングルを出すのは当然」という考えを前提にして上がっているのであれば、
声を上げている人達に対して、私は声を大にして「ふざけるな!」と言いたいのです。


狭小な世界の中で夢や理想を語る前に、視野を大きく広げて、冷静に現実を見つめて下さい。
そして、まだサイコロの目が出る前に「イカサマだ!」と叫声をあげるのもやめて下さい。
非難や怒りの声を上げるのは、実際に曲を見聞きしてからでも充分に間に合うはずです。


最後に。
賽は投げられました。そして、覆水は盆にこぼれました。
サイコロが投げられた事に対して不満を漏らし、水がお盆にこぼれた事に怒りをぶつける、そのエネルギーを、
「最後に如何に良い結果に結びつけるか」という事を考え、実行することに結びつけて下さい。


美勇伝推しの方々の“真のファンの力”を、私は期待していますよ。