Carry On my way ~The Other Side of "note"~

主に女性アイドルの事を超不定期に徒然なるままに記すブログ

メロンの食わず嫌いに大いなる後悔

新宿における今年の“現場納め”を無事に終えて、埼玉の自宅へ戻って参りました。


今日は、私にとって今年最後の現場活動になったのと同時に、
初めてメロン記念日の単独コンサートに足を運んだ日となりましたが、
やはり私は、今日までメロン記念日のことを“食わず嫌い”していたようです。
果物のメロンはあまり好んで食べないのですが(嘘ではありません、本当です。)、
メロン記念日の方は、誰を、というのではなく、グループそのものが好きになりそうです。
(ちなみに「誰を?」と問われれば、「柴田さん。」と答えます。)


どこかで聴いたことはあっても、本格的に知っている曲*1は少ない。
メロン記念日仕様のTシャツを着用せず、ツアーグッズのスポーツタオルも持っていない。
緑色のサイリウム・ペンライト類を準備しなかったので、
光を発するものを手に何も持たず、手首にも何も付けない状態。*2
という、今ほどハロプロにのめり込んでいなかった、
2003年頃までの自分に戻ったかのような心境とスタイルで、今回のコンサートに臨んだのですが、
多少なりとも、メロン記念日のパフォーマンスを目にしてきている“積み重ね”があることもあって、
極端なアウェー感は感じること無く、初めから終わりまでステージを楽しむ事が出来ました。


思い起こせば、2003年に『サンシティ越谷市民ホール』で公演された松浦亜弥ちゃんのコンサート。
この時のツアーで“ゲスト”としてステージに立っていたのがメロン記念日
先程も少し書きましたが、まだそれほどハロプロにのめり込んでいなかったこの頃の私は、
客席の特有のノリや盛り上がりにも、今ほどは順応する事が出来ていませんでした。
そんな状況下で、メロン記念日の曲になると、客席から一斉に大声で掛け声が上がったり、
客席で一斉に同じ動きをするという、当時としては恐ろしい光景を目の当たりにした私は、
驚くのを通り越して、かなり“引いてしまった”んですよね。
恐らくは、その時のメインである亜弥ちゃんの曲の時も似たような感じだったのかもしれませんが、
不思議なことに、亜弥ちゃんの曲の時に恐怖を感じたという記憶が全く無く、
逆に、メロン記念日の曲の時に目の当たりにした客席の光景は、今でもほぼ鮮明に覚えているのです・・・
・・・きっと、その光景がある種の“トラウマ”になってしまったのでしょうね。
その後、メロン記念日の単独ライブ/コンサートへ、私の足が向かうことはありませんでした。


それから約4年が経過し、私もかなりの深度までハロプロにのめり込むようになると共に、
客席特有のノリや盛り上がりにもすっかり順応し、慣れてしまいました。
そのように、自分自身の心の持ちようなどが変化した中で、足を運んだ今日のコンサート。
先程書いたような、“トラウマ”になるような記憶がまだ残っているので、
正直に言って、コンサートが始まるまでは、客席の盛り上がりが怖かったのですが、
いざ始まってみると、周りの方々が一斉に繰り出す振りマネやアクションに付いていけない、
“場数の違い”をまざまざと見せつけられた場面は多々あったものの、
盛り上がり自体は、他のハロプロ系のコンサート/ライブと大差無く、
客席の雰囲気は“熱い”ながらも、殺伐とした空気は感じることはありませんでした。
むしろ雰囲気は、ハロプロ系の中でも良い方なのでは?とも思える程でした。


先程、

極端なアウェー感は感じること無く、初めから終わりまでステージを楽しむ事が出来ました。

と書きましたが、きっと殺伐とした空気を感じることが無かった事も、
このような感想を書くことが出来る大きな要因になっているのだと思います。
その点、ごっちんのコンサート/ライブは、時折、殺伐とした空気を感じるというか、
曲間やアンコール前の暗転時に巻き起こる「ごーっちん!」コールが、
群衆が巻き起こす一種のシュプレヒコールのように聞こえることがあって、
その瞬間に同じハロプロでありながら、強烈なアウェー感・違和感を感じる事があったんですよね。
私のように、ハロプロの水にある程度慣れた人間でも、そのように感じることがあるのだから、
水に慣れていない、いわゆる一般の方が一体どのように感じるのか、考えたことがあるのかなぁ・・・。
客席側が何か「熱さ」を勘違いしたままで、ごっちん自身が次のステージへ進んでしまった事が、
彼女の前途に及ぼす影響を考えると、個人的には悔やまれてならないのですが・・・。


・・・思わず、心の奥底にずっと抱えていた思いを書いてしまいましたが、閑話休題


私がこれまでハロプロの中で“守備範囲”としてきた歌い手さんや、
ユニットの各メンバーにも、当然それぞれの個性がありますが、
メロン記念日の場合は、メンバーが4人と比較的少人数で各々にスポットが当たりやすく、
MCでのトークも自由度が高いので、各メンバーのキャラクターが見えやすいのが良いですね。
そして、各々のメンバーの“カラー”が、極端な話“パッと見”でも分かりますし。*3
ユニットとしての比較対象が、私にはモーニング娘。しか無いのですが、
キャラクターやカラーがより明確になりやすいのは、モーニング娘。にはない強みかもしれません。


そして、今回のコンサートはホール級会場だから、というのもあるのかもしれませんが、
盛り上がり方自体は確かに激しいのだけれども、客席の雰囲気自体は良いんですよね。
確かに、プロレスラーのような覆面を被っている人や、
“ブルーマンショー”よろしく、なぜか顔一面を青く塗っている人など、
他のハロプロ系コンサート/ライブでも見たことがないような“特殊”な人はいましたが(笑)、
それ以外には、私がいた席(1階10列右サイド)から見た限りでは、
テレビのADさんの如く、スケッチブックに何やらメッセージを書いてステージに見せる人や、
曲中に仲間通しでチョコマカと座席を替わる落ち着きの無い輩は皆無でした。


相変わらず、話を上手くまとめる事が出来ませんが、
結論を言うと、メロン記念日のコンサート/ライブは、事前の自らの予想を大きく覆して、
特に不愉快な思いや怖い思いをせずに、とっても楽しむことが出来ました。
来年以降もまた機会があれば、是非ともステージを観に行きたいと思います。


私のハロプロ内の守備範囲が、再び拡がった一夜となりました。

*1:歌詞を覚えている、メロディーをほぼ完全に知っている、振り付けをほぼ完全に知っている曲。

*2:他の色のペンライトは持っていたのですが、客席が緑色一色では出す勇気はありませんでした・・・。

*3:今回のコンサートの場合、ソロ曲を披露する場面で着る衣装に表れているように感じられました。私の主観では。